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蓮舫氏 事業仕分け評価「行政刷新担当相」内定
大阪・なんばの高島屋前での街頭演説で声援に手を振る蓮舫参議院議員
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菅直人新首相(民主党代表)は6日、閣僚と党人事について詰めの調整を行い、行政刷新担当相に蓮舫参院議員(42)が内定した。蓮舫氏は消費者行政・少子化担当相に起用する方針だったが、党幹事長となる枝野幸男行政刷新担当相とともに事業仕分けを担当してきた実績と継続性を重視すべきと判断。参院選に向けて、より国民にアピールできるとの狙いもありそうだ。
蓮舫氏の“魅力”を最大限に発揮できるとの判断で、行政刷新担当相に内定した。当初は消費者行政・少子化担当相への起用が検討されたが、そもそも04年の参院選で政界入りした当選1回の蓮舫氏が注目を集めるようになったのは、行政の無駄を排除する「事業仕分け」の仕分け人として。省庁の役人らを厳しく追及し、内閣や党支持率の下落傾向が続く中で、その流れを多少とも押しとどめる役割を果たした。
仕分け人として名前を売ってきただけに、よりアピールするためには、事業仕分けの実績、さらに継続性もあるという観点から行政刷新担当相への起用となった。消費者行政・少子化担当相については、蓮舫氏の兼務も含め再調整している。
蓮舫氏は今夏に改選(東京選挙区、改選数5)を迎えるが、知名度も高いことから、全国から応援依頼が来るほどひっぱりだこの人気。6日は、大阪・難波の高島屋前で仕分け仲間の尾立源幸氏の応援演説を行った。尾立氏の事務所によると、「蓮舫氏から“仕分け仲間だし、いつでも呼んで”と言われていたので、お呼びさせてもらった」という。
8カ月半で終止符を打った鳩山内閣を支えきれなかったことを猛省。初入閣については直接言及しなかったが、「菅総理の新内閣は順風ではない。民主党の信頼を回復し、国民に向いた政治をしたい」と力説した。
「事業仕分け」については「税金が国民に返されず、官僚の官僚による官僚のためのお金の使われ方がされている」と指摘。「参院選挙後から本当の行政改革が始まる。新しい菅内閣のもとで、3回目の事業仕分けを堂々とさせていただきたい」と、行政刷新担当相就任を意識したかのような発言で、約1000人の聴衆から拍手を受けていた。
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