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民主・蓮舫氏「少子化」一転…仕分け大臣 (2/2ページ)

2010.6.7 05:05
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 菅新首相は6日、宿泊先の東京・紀尾井町にあるホテルニューオータニにこもって、閣僚と民主党人事について詰めの調整を行った。午後1時前後に枝野幸男行政刷新担当相(46)と仙谷由人国家戦略担当相(64)が相次いで加わり“組閣本部”となった。

 そして出てきたのが“心変わり”人事。この日までに、蓮舫氏は「消費者行政・少子化担当相に起用」の方針だったが、空席だった行政刷新担当相に“変更”したのだ。

 蓮舫氏は党幹事長になる枝野氏とともに、行政の無駄を排除する事業仕分けを担当した実績と継続性の観点から、行政刷新担当相が適役との判断になった。つまり、脚光を浴びた事業仕分けの2トップが、めでたく“栄転”と“昇進”を遂げたというわけ。やっぱり行政刷新担当相のイスには「必殺仕分け人」が座るのがいいということか。

 消費者行政・少子化相については民主党関係者が6日、「再調整に入る」と明らかにしたが、蓮舫氏が兼任する可能性も模索されており、まだ詰め切れていない模様。今夏の参院選をにらみ、選挙戦の“顔”になりえる蓮舫氏をフル回転させることで、単独過半数のための60議席獲得を目指す民主党の“起爆剤”にしたい思惑もみえる。

 一方、同じく“空席”になっていた農水相は、筒井信隆衆院農林水産委員長(65)を軸に調整しているが、山田正彦農水副大臣(67)らを推す声もある。

 民主党は7日午後に両院議員総会を開き、「枝野幹事長」など主要人事を正式決定し、「菅執行部」が発足。代表選で菅氏と争った樽床伸二衆院環境委員長(50)の国対委員長就任も承認される。そして8日には閣僚名簿が発表され、新内閣が発足する。

★仕分け仲間の応援駆け付け

 蓮舫氏は6日、参院選大阪選挙区に民主党から出馬する尾立源幸参院議員(46)の応援のため、大阪に駆けつけた。事業仕分け仲間でもある尾立氏とともに難波の高島屋前で街頭演説に立ち、その後、阿倍野区民センターで集会にも出席。尾立氏はツイッターで「蓮舫さんと街宣にでました。先週とは雰囲気がガラッと変わりました」とつぶやき、“菅新首相効果”による民主党の支持率回復に手応えを感じている様子だった。

★「七奉行」玄葉氏 政調会長に起用

 党人事では、政調会長は反小沢一郎氏とされる「七奉行」の1人、玄葉光一郎衆院財務金融委員長(46)の起用が固まった。閣僚との兼務をめぐり調整を続けている。参院選対策本部長を務める菅氏の下の本部長代理に石井一選対委員長(75)、党広報委員長に山岡賢次前国対委員長(67)をそれぞれ起用することや、奥村展三総務委員長(65)の続投も内定した。



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