仙骨ショックで陣痛起こせ！？（みづき助産院）

みづき助産院でのエピソード。
とある年のお正月あけに受診した時のことでした。予定日2日前の1月4日、「さあ、今日はいよいよ奥の手を施すか（にやり）」と助産師さん。この時の担当は、神谷さんではなくコンビを組んでいる相方の鴫原操助産師さん。この方も超ベテラン助産師さんで、日頃は厳しさ半分・冗談半分のちょっとコミカルなお方です。出産に関しては間違いのない、確実性があるので自宅出産だって安心してお任せできる人でしょう。

「ついに出た！奥の手とは！？」
　　鴫原さん　　：「奥の手その①『仙骨ショック』よ。」
若手助産師さん：「あ、いきますか？『仙骨ショック』」

「え、え、え、何ですか！？それ。仙骨ぶたれるんですか！？」
　　鴫原さん　　：「ふふ、結構効くのよねぇ、コレ。」
若手助産師さん：(笑)

ということで始まった仙骨ショック。寝た状態で、助産師さんに膝を押されます。足を離されたら、その反動で妊婦が思いっきりのけぞります。

↑（本当は恥ずかしいから載せたくない写真でしたが・・）鴫原さんと私。

そして仙骨を思いっきり畳にガーンと打ち付けます。

↑（うわ、ダサい格好！！！）逃げる鴫原助産師

写真を撮っていた夫は大爆笑。見ていた助産師さんたちは「上手～！」と拍手喝采。
何とこれがスゴク気持ちよかった！もう一回やってもいいくらいでしたが「効きすぎても困る」と、1回のみのチャレンジでした。

驚くのはココからなのです！なんと仙骨ショックと内診をしてもらった直後から腹痛を催し始めた私。
「内診痛かったよ～」と、生理痛に似た痛み。痛みはそのうち治まるものと思いながら帰宅。が、そのまま本格的な陣痛に移行し8時間後の1月５日に赤ん坊は生まれてきてしまったのでした。

あれから2年以上経ちますが、最近知ったことで鴫原さんがケロっとして言ったことが、
「あの時ちょっと内診強めにやっておいたのよ」とのこと。
内診の時に子宮口を刺激したそうです。仙骨ショック＆内診ショックで一気に生まれてきた我が家の赤ん坊なのでした。（でも一気に生まれてくると、それなりに痛みも一気にきて痛かった！）

ちなみに『奥の手』がいくつあるのかは不明ですが、いくつかあるようなことは言っていました。