2008/11/13
ファシリテイテッドコミュニケーション オウム・カルト・犯罪
標題のことは、
「異議あり、奇跡の詩人」という本に書きhttp://www.amazon.co.jp/%E7%95%B0%E8%AD%B0%E3%81%82%E3%82%8A-%E3%80%8C%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%A9%A9%E4%BA%BA%E3%80%8D-%E6%BB%9D%E6%9C%AC-%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4886834752/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1226543229&sr=8-2
ウィキベディアでは下記にあることです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%A9%A9%E4%BA%BA
(リンク先を2つ追加)
その関係についてのリンク集は下記で
http://members.at.infoseek.co.jp/saihikarunogo/lunacontents.html
「奇跡の詩人」のFC映像は、下記です。
http://kisekinoshijin.web.infoseek.co.jp/eizou.html
----------
で、この11月16日日曜日に、下記の集まりがあるのですね。
http://www.escor.co.jp/gr/dn-forum/index.html
『ダグラス・ビクレン&東田直樹 ジョイント講演会/フォーラム』
なんと、ニューヨークからビクレン氏を招いて、
FCを正当化しようとするのだろうか。
講演の標題は
>「 ファシリテイティッド・コミュニケーション(FC)とは?
>−あると思わなければ見つけられないもの− 」
だと
居直ったのだなぁと思う。
国立特別支援教育研究所の人も参加するようだが、
国の機関にあるものとして、後に恥を晒すことにならなければいいか。
学者さんしっかりしてよっ、と思う。
ドーマン法の方で、この集まりでの発言を、利用する可能性があることを認識してもらわないとならない。
それにしても、もはや、宗教の領域なのかな。「信じる者は救われる」ならば良いのだが、「奇跡の詩人」のように、障害者本人には辛いだろうなのが、問題。
協賛が日本アムウェイ合同会社か、なんとも。
株式会社エスコアールって、なんなんだぁ。
以下は、備忘録までに。
【パネルディスカッション】はテーマ 「 信じる気持ちは生きる力 」
大越 桂 重度重複障がいをもつ作家 * ビデオレターにより参加予定
鈴木敏子 筆談援助の会代表
伊澤絹子 元知的障がい者施設長、社会福祉士
笹本 健 国立特別支援教育総合研究所、教育支援部上席総括研究員
西牧謙吾 国立特別支援教育総合研究所、教育支援部上席総括研究員
だとのこと。
------------------
ダグラス・ビクレン&東田直樹講演会 企画運営委員会、というのは
鈴木敏子(教育実践家・筆談援助の会代表)
笹本 健(国立特別支援教育総合研究所)
落合俊郎(広島大学大学院教育学研究科教授)
鈴木真帆(シラキュース大学教育学部博士課程)
鈴木弘二(言語聴覚士)
だとのこと。
「異議あり、奇跡の詩人」という本に書きhttp://www.amazon.co.jp/%E7%95%B0%E8%AD%B0%E3%81%82%E3%82%8A-%E3%80%8C%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%A9%A9%E4%BA%BA%E3%80%8D-%E6%BB%9D%E6%9C%AC-%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4886834752/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1226543229&sr=8-2
ウィキベディアでは下記にあることです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%A9%A9%E4%BA%BA
(リンク先を2つ追加)
その関係についてのリンク集は下記で
http://members.at.infoseek.co.jp/saihikarunogo/lunacontents.html
「奇跡の詩人」のFC映像は、下記です。
http://kisekinoshijin.web.infoseek.co.jp/eizou.html
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で、この11月16日日曜日に、下記の集まりがあるのですね。
http://www.escor.co.jp/gr/dn-forum/index.html
『ダグラス・ビクレン&東田直樹 ジョイント講演会/フォーラム』
なんと、ニューヨークからビクレン氏を招いて、
FCを正当化しようとするのだろうか。
講演の標題は
>「 ファシリテイティッド・コミュニケーション(FC)とは?
>−あると思わなければ見つけられないもの− 」
だと
居直ったのだなぁと思う。
国立特別支援教育研究所の人も参加するようだが、
国の機関にあるものとして、後に恥を晒すことにならなければいいか。
学者さんしっかりしてよっ、と思う。
ドーマン法の方で、この集まりでの発言を、利用する可能性があることを認識してもらわないとならない。
それにしても、もはや、宗教の領域なのかな。「信じる者は救われる」ならば良いのだが、「奇跡の詩人」のように、障害者本人には辛いだろうなのが、問題。
協賛が日本アムウェイ合同会社か、なんとも。
株式会社エスコアールって、なんなんだぁ。
以下は、備忘録までに。
【パネルディスカッション】はテーマ 「 信じる気持ちは生きる力 」
大越 桂 重度重複障がいをもつ作家 * ビデオレターにより参加予定
鈴木敏子 筆談援助の会代表
伊澤絹子 元知的障がい者施設長、社会福祉士
笹本 健 国立特別支援教育総合研究所、教育支援部上席総括研究員
西牧謙吾 国立特別支援教育総合研究所、教育支援部上席総括研究員
だとのこと。
------------------
ダグラス・ビクレン&東田直樹講演会 企画運営委員会、というのは
鈴木敏子(教育実践家・筆談援助の会代表)
笹本 健(国立特別支援教育総合研究所)
落合俊郎(広島大学大学院教育学研究科教授)
鈴木真帆(シラキュース大学教育学部博士課程)
鈴木弘二(言語聴覚士)
だとのこと。
1
2008/12/6 13:42
投稿者:takitaro
2008/12/5 20:29
投稿者:そらパパ
滝本先生、
ご返事ありがとうございます。
東田さんはパソコンで文章が打てます。問題は、それがアドリブで文章を紡いでいるのか、それとも予め記憶したものを(可能性としては「意味も分からずに」)打っているだけなのかがはっきりしないということです。
彼が人前でPCを打つのは、講演やテレビ収録など、あらかじめ用意された場に限られます。
彼にはかなり重い知的障害があります。
ファシリテーターである母親がいないところではPCも操作しませんし、文字盤や筆談で会話することもほとんどないようで、コミュニケーションの水準としてはまさに「知的障害があり会話ができない自閉症少年」のそれです。
そんな彼が、家に帰るとPCを駆使して大人びた自閉症論を書いたり童話や詩を創作する「人気作家」に一変するわけです。
インタビューなどの際には、定型的なあいさつで文字盤が登場するのを除けば、彼との「会話」はすべて母親の手に筆談するというFCによって行なわれるようです。
その他、トラックバックさせていただいた元記事にて(長いコメントのやりとりになってしまい読みにくいですが)、もう少し突っ込んだ議論をさせていただいています、もし関心をお持ちいただけましたら、機会あるときにご笑覧ください。
失礼しました。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/110130045.html
ご返事ありがとうございます。
東田さんはパソコンで文章が打てます。問題は、それがアドリブで文章を紡いでいるのか、それとも予め記憶したものを(可能性としては「意味も分からずに」)打っているだけなのかがはっきりしないということです。
彼が人前でPCを打つのは、講演やテレビ収録など、あらかじめ用意された場に限られます。
彼にはかなり重い知的障害があります。
ファシリテーターである母親がいないところではPCも操作しませんし、文字盤や筆談で会話することもほとんどないようで、コミュニケーションの水準としてはまさに「知的障害があり会話ができない自閉症少年」のそれです。
そんな彼が、家に帰るとPCを駆使して大人びた自閉症論を書いたり童話や詩を創作する「人気作家」に一変するわけです。
インタビューなどの際には、定型的なあいさつで文字盤が登場するのを除けば、彼との「会話」はすべて母親の手に筆談するというFCによって行なわれるようです。
その他、トラックバックさせていただいた元記事にて(長いコメントのやりとりになってしまい読みにくいですが)、もう少し突っ込んだ議論をさせていただいています、もし関心をお持ちいただけましたら、機会あるときにご笑覧ください。
失礼しました。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/110130045.html
2008/12/5 10:05
投稿者:takitaro
こんにちは。
東田さんという人はパソコンを自分で打っていると、断言されている方が多いので、
そうなのだろうと思ったのですが、
そのあたりは、どうなのでしょうか。
自閉症の場合、言葉ではまともに話せず、しかし文章はしっかり書ける方が少なくなくいるものですから、そうなのか、と思ったのですが。知的障害が2割ぐらいには併発していないものですし。
パソコンを実際に打ち、そのまま文章になっていくところを確認した方はいないのでしょうか。それが確認できれば『FC』でもないでしょうし。
まさか電子機器まで利用した詐欺的手法でないといいですけれど。
東田さんという人はパソコンを自分で打っていると、断言されている方が多いので、
そうなのだろうと思ったのですが、
そのあたりは、どうなのでしょうか。
自閉症の場合、言葉ではまともに話せず、しかし文章はしっかり書ける方が少なくなくいるものですから、そうなのか、と思ったのですが。知的障害が2割ぐらいには併発していないものですし。
パソコンを実際に打ち、そのまま文章になっていくところを確認した方はいないのでしょうか。それが確認できれば『FC』でもないでしょうし。
まさか電子機器まで利用した詐欺的手法でないといいですけれど。
2008/12/4 22:33
投稿者:そらパパ
滝本先生、
トラックバックの承認ありがとうございました。
「奇跡の詩人」が引き起こしたさまざまな現象、問題の延長として、今後ともぜひ「東田直樹」さんの動向にもご注目いただければ、と存じます。
下記のコメントのやりとりでは若干誤解されているようですが、東田さんは普段の生活では会話のできない、知的障害をもつ自閉症の青年です。
そんな彼がFCによって突如「文才」を花開かせ、大人びた自閉症論を語ったり童話や詩を創作するようになったということで、注目されているというのが現状です。
「奇跡の詩人」と異なるのは、彼が書き文字を表出するスキルを持っていて、今回の講演などでも、PCで文章を打ったり文字盤を一人で指差す様子を披露してくれる、という点です。
でも、PCや文字盤で「アドリブで」会話ができるかどうか、童話や自閉症論は、FCによるものなのか彼自身がPCで打っているのか、それは分からないわけです。
「奇跡の詩人」問題がストレートにFCの問題だったのに比べて、東田さんの場合は、さらに1段上の「彼のPCや文字盤によるコミュニケーションは、素直に受け取れるものなのか、それともFCを隠蔽するものなのか?」という、より複雑なレベルにあるといえそうです。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/110130045.html
トラックバックの承認ありがとうございました。
「奇跡の詩人」が引き起こしたさまざまな現象、問題の延長として、今後ともぜひ「東田直樹」さんの動向にもご注目いただければ、と存じます。
下記のコメントのやりとりでは若干誤解されているようですが、東田さんは普段の生活では会話のできない、知的障害をもつ自閉症の青年です。
そんな彼がFCによって突如「文才」を花開かせ、大人びた自閉症論を語ったり童話や詩を創作するようになったということで、注目されているというのが現状です。
「奇跡の詩人」と異なるのは、彼が書き文字を表出するスキルを持っていて、今回の講演などでも、PCで文章を打ったり文字盤を一人で指差す様子を披露してくれる、という点です。
でも、PCや文字盤で「アドリブで」会話ができるかどうか、童話や自閉症論は、FCによるものなのか彼自身がPCで打っているのか、それは分からないわけです。
「奇跡の詩人」問題がストレートにFCの問題だったのに比べて、東田さんの場合は、さらに1段上の「彼のPCや文字盤によるコミュニケーションは、素直に受け取れるものなのか、それともFCを隠蔽するものなのか?」という、より複雑なレベルにあるといえそうです。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/110130045.html
2008/11/17 15:33
投稿者:あらたけしょーじ
今後は我が家のことだけではなく、そうした事にも思考が及ぶように時々に滝本太郎様(のブログ)に注目したいと思っております。
2008/11/17 12:22
投稿者:takitaro
どうも、できれば、東田君の関係のみに関心を持たれるのではなく、
文字盤による、更に文字盤がなくてさえいい、介助者は分かるなんていうFCが、ドーマン法において「信じるかいなか」の範疇にまで入り、
そしてドーマン法の正当化の根拠となっていて、厳しいドーマン法をさせられている児童がいることにも注目していただければ幸い、と存じます。
文字盤による、更に文字盤がなくてさえいい、介助者は分かるなんていうFCが、ドーマン法において「信じるかいなか」の範疇にまで入り、
そしてドーマン法の正当化の根拠となっていて、厳しいドーマン法をさせられている児童がいることにも注目していただければ幸い、と存じます。
2008/11/17 11:39
投稿者:あらたけしょーじ
迅速なるご返答、さらにお言葉もいただき感謝いたします。滝本太郎様のお仕事をご尊敬致しております。益々のご発展と東田直樹さんへの応援をよろしくお願い致します。ご多忙中のところありがとうございました。
2008/11/17 11:14
投稿者:takitaro
こんにちは。
東田君が自閉症の程度は分からないがその傾向があり、しかし知的障害の方はなく、パソコンを自分で打っているようですから自分の表現活動であり、ネット情報を見る限りは、そのとおりなんだろうだと思います。素敵ですね。
お子さんが重度の自閉症とのこと、子どもは皆が異なりますが、どうぞ一歩一歩の成長を楽しんでいって下されたくお願いします。
そして、それと、ビクレンのFC、さらにはドーマン法の中で多用されているFCとは異なります。その点を問題としています。検証できず検証させずですし、文字通り「信じるかどうか」というものとなってしまっている、と。リンク先の「奇跡の詩人」問題のところなど見られて、又「異議あり、奇跡の詩人」の本なども見ていただければ幸いです。
そんなFCと、東田君の場合とを一緒にしてしまうと東田君に迷惑ではないかな、と思います。
東田君が自閉症の程度は分からないがその傾向があり、しかし知的障害の方はなく、パソコンを自分で打っているようですから自分の表現活動であり、ネット情報を見る限りは、そのとおりなんだろうだと思います。素敵ですね。
お子さんが重度の自閉症とのこと、子どもは皆が異なりますが、どうぞ一歩一歩の成長を楽しんでいって下されたくお願いします。
そして、それと、ビクレンのFC、さらにはドーマン法の中で多用されているFCとは異なります。その点を問題としています。検証できず検証させずですし、文字通り「信じるかどうか」というものとなってしまっている、と。リンク先の「奇跡の詩人」問題のところなど見られて、又「異議あり、奇跡の詩人」の本なども見ていただければ幸いです。
そんなFCと、東田君の場合とを一緒にしてしまうと東田君に迷惑ではないかな、と思います。
2008/11/17 10:44
投稿者:あらたけしょーじ
初めておじゃまします。中2の重度の自閉症の子を持つ親(看護師55歳)です。
この講演会に行ってまいりました。自閉症の子を持つ親にとって、東田君は希望そのものです。将来が明るいものに感じて勇気がわいてきます。
「宗教の領域」とか…全くの誤解だと感じましたが、先生のご意見を伺えればと思います。
障害者の意思が伝わることは素晴らしいと思うのです。講演会での東田君とダグラス・ビクレン教授との対話をご覧になれば明々白々です。
どうか、私たちの味方になって下さい。力になって下さい。
http://hw001.gate01.com/autism/
この講演会に行ってまいりました。自閉症の子を持つ親にとって、東田君は希望そのものです。将来が明るいものに感じて勇気がわいてきます。
「宗教の領域」とか…全くの誤解だと感じましたが、先生のご意見を伺えればと思います。
障害者の意思が伝わることは素晴らしいと思うのです。講演会での東田君とダグラス・ビクレン教授との対話をご覧になれば明々白々です。
どうか、私たちの味方になって下さい。力になって下さい。
http://hw001.gate01.com/autism/
記憶力自体は大変良い自閉症児者もおられる、というか良くあることと思いますので、すべて母の言葉を書いている、という可能性もあるのですね。
もしそうだったら、なんと悲しい。
それだったら偽りFCというより、本人が母の手足になってしまっているということですね。そうだったら悲しい。