郷ひろみ　１３年ぶり武道館ライブ　５５歳誕生日の１０月１８日に

　東京中日スポーツ創刊５５周年の“スペシャルサポーター”を務める歌手の郷ひろみ（５４）が５５歳の誕生日を迎える１０月１８日に、東京・北の丸の日本武道館で１３年ぶり２度目のコンサートを開催することが５日、分かった。この日、埼玉県越谷市のサンシティ越谷市民ホールでスタートした全国ホールツアー「５５！伝説」の初日公演で発表した。

　１９９７年９月の２５周年記念コンサート以来となる武道館公演は、「郷」にちなみ、５５歳の誕生日であり、今ツアーのファイナルを飾る５５本目のコンサートで実現する。

　当日は武道館の特性を生かしたセンターステージを設置。それまでの５４公演とは違った演出でファン約１万２０００人と盛大にバースデーライブを行う。昨年のはじめからこのライブをひそかに計画していたという郷は「人間（自分自身の性格）が全方位型ですから、どこから見られても大丈夫です。見応えのあるステージを作りたい」と構想を明かした。

　取材陣から「何かサプライズは？」と問われると、郷は自ら「婚約ですか？」とジョークを飛ばし、「（次に結婚したら）３回目ですからね。慎重にならないと。明日発表？　ありませんよ！！」と笑わせた。

　バラード曲「逢いたくてしかたない」で始まる異例のオープニングで幕を開けたこの日のライブでは、「お嫁サンバ」をはじめ、ＮＨＫ「みんなのうた」の６、７月放送曲に起用された新曲「僕らのヒーロー」（９日発売）など全２０曲を披露。「ＧＯＬＤＦＩＮＧＥＲ　２００１」や「２億４０００万の瞳〜エキゾチック・ジャパン〜」では、おなじみのジャケットプレーで約１７００人のファンを魅了した。

　公演は、武道館まで全国５２会場５５公演。“郷ＧＯ”伝説はまだ始まったばかりだ。