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【プロ野球】

岡田オリ 虎に勝ち越し

2010年6月6日 紙面から

◇オリックス9−4阪神

 5連敗中と苦手の甲子園で勝ち星をあげて関西ダービーを3勝1敗と勝ち越した。岡田監督は「阪神相手、別に。阪神に勝ったら2、3勝くれるわけじゃないし。どこに勝っても一緒や。いつも言ってるやろう」とそっけなかったが試合終盤、ベンチで見せたいつにない明るい表情は古巣相手の勝ち越しに内心にんまりの感じ。

 ここ甲子園はオリックスには鬼門。05年、交流戦が始まってからこの日まで1勝して10敗。5連敗中で、苦手中の苦手球場。4回、日高の3ランで先制したのもつかの間、その裏、新井、ブラゼルの連続アーチで追いつかれた。苦手意識?。

 そんな嫌なベンチムードを一気に吹き飛ばしたのが指揮官が「あの辺しか点が取れん」と期待した後藤、T−岡田の3、4番コンビ。7回2死一、三塁で後藤が「スライダーをうまく逆方向に打ち返せた」と左前へ勝ち越し打するとT−岡田が代わった江草の初球を右中間突破の2点二塁打。「正田さんから任せたといわれた。勝ち越してたし、甘い球をしっかり振ろうと思った」と勝利を呼び込んだ。

 4安打の後藤、T−岡田と中軸が活躍、あとは阪神のお株を奪う強力中継ぎ陣、平野、岸田で締める勝利の方程式も決まって07年以来となる関西対決勝ち越し。これで交流戦は11勝7敗、交流戦Vも見えてきた。 (桝谷紘)

 

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