Ｗ杯手渡し、大会成功誓う　南アのズマ大統領

　【プレトリア（南アフリカ）共同】サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）を開催する南アフリカのズマ大統領と国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のブラッター会長が６日、プレトリアで記者会見し、１１日に開幕するＷ杯の成功を誓い合った。

　ズマ大統領は「準備は万全だ。この国を訪れる人々には、アフリカ特有のホスピタリティーや文化も満喫してほしい」と期待感を示し、展示のために世界各地を巡回していたＷ杯の黄金のトロフィーをブラッター会長に手渡した。同会長は「ここまでの道のりは長かったが、大変な仕事はすべて南アの人々がやり遂げた」と述べた。

　９１歳のマンデラ元大統領が南ア―メキシコの開幕戦を観戦するかは微妙で、ズマ大統領は「高齢で、かつてのようには動き回れない。当日に彼自身が判断することで、もし出席できれば大変喜ばしい」と話した。