(CNN) 米メキシコ湾の原油流出事故を受け、原油流出食い止め作業にあたっている英BPは5日、油井の安全弁にフタを設置して原油を海上のタンカーに吸い上げる「フタ作戦」の作業は極めて順調に進んでいると述べた。
BPのロブ・フライヤー氏は記者会見で、作業開始から24時間で約6000バレルを吸い上げることに成功したことを明らかにし、「作業は極めて順調に進んでいる。わが社は非常に満足している」と述べた。
だが漏出する原油量は日量約1万9000バレルとされており、25万ガロンはその3分の1にも満たない。
原油汚染処理作業の指揮に当たっている米沿岸警備隊のアレン司令官によると、BPの技術者は吸い上げる原油量を増加する計画で、最終的には日量1万5000バレルまで引き上げる予定。しかし、それでも1日あたりの流出量に満たない。
アレン司令官によると、例え今回の「フタ作戦」で相当量の原油を吸い上げることができたとしても、これは一時的な対策にすぎない。同油田に現在2カ所の予備油井を掘削中で、これが完成するまでは流出を完全に防ぐことは難しいという。予備油井の完成は8月になる見込みだという。