宝生舞引退！公式ＨＰで報告、芸能生活１７年間にピリオド

　ドラマ「ショムニ」などで知られる女優の宝生舞（３３）が、５月末で芸能活動を引退していたことが５日、分かった。自身のホームページで明らかにした。今後については未定だが、今年初めには、引退を決意していたという。

　澄んだ大きな瞳をトレードマークに、個性的な役柄でドラマ、映画などで活躍を見せていた宝生が、ひっそりと芸能界を去っていた。

　公式ホームページのトップで「芸能、マスコミ関係の皆様へ」との書き出しで「前略私、宝生舞は平成二十二年五月三十一日をもちまして、芸能活動を引退致しましたことを、ここにご報告させて頂きます」と引退することを報告した。

　最後に所属していたオフィス北野の関係者によると、昨年６月に１年間の所属契約を結んだという。５月末の期限を前にした２月頃、更新を打診した際、本人から「引退するので、契約を打ち切りたい」との話があった。事務所としても、宝生個人を応援したいと見送ることにしたという。

　今後については未定だが「これからの人生、『宝生舞』としてではなく、また『役』としてでもなく自分自身をしっかりと確立させたい」と、コメントからは一人の女性として人生を見つめ直したいと考えている様子。同時に「無知で世間知らずだった私に『宝生舞』という役割を与えられたこと、またお芝居の世界では様々な役として生かされて来たことに深く感謝しております」と、１７年間にわたる芸能生活は充実したものだったとしている。

　最後の仕事は俳優・市原隼人（２３）主演で、現在公開中の映画「ボックス！」（李闘士男監督）。宝生は市原の母親役で、商店街にあるお好み焼き店の店長を、“おばさんパーマ”頭で熱演していた。

　◆宝生　舞（ほうしょう・まい）１９７７年１月２９日、大阪府生まれ。３３歳。９３年「週刊ヤングジャンプ」の「第３回全国女子高生制服コレクション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。同年ドラマ「ツインズ教師」でデビュー。９８年ドラマ「ショムニ」で注目を集める。０２年の映画「なごり雪」ではヌードを披露。０７年３月、７歳年上のグラフィックアーティストと入籍。身長１６２センチ、Ｂ８２・Ｗ６３・Ｈ８２センチ。血液型Ｏ。