北朝鮮代表・鄭大世が刺激！李ＫＯで初防衛だ…日本フェザー級戦

　「ダイナミックグローブ」（報知新聞社後援）は５日、東京・後楽園ホールでゴング。都内で４日、計量が行われた。初防衛戦に臨む日本フェザー級王者・李冽理（り・れつり、２８）＝横浜光＝が、同胞の後輩でサッカーＷ杯に出場する北朝鮮代表ＦＷ鄭大世（チョン・テセ、２６）＝川崎＝と健闘を誓い合ったことを明かし、ＫＯ防衛を宣言した。

　計量をリミットより２００グラム少ない５６・９キロでパスし「必ず防衛する」と闘志をむき出し。テセは朝鮮大学校の１年後輩にあたり、同じ寮で生活した。３月のテセの激励会にも出席し、旧交を温めるとともに「お互いに自分の舞台で全力を尽くそう」と励まし合った。

　国を代表して世界で戦う後輩の存在に「刺激になる」と発奮。「いずれは世界で戦いたい。それにはまず今回の試合に勝つこと」と意気込んだ。

　挑戦者の同級１位・天笠尚（２４）＝山上＝より身長は約７センチ低いが、「距離を大事にして戦う。じっくりと攻めて終盤のＫＯを狙いたい」と後輩の激励に結果で応える。