陶板画で有名な「大塚国際美術館」
照明の弱い会場
三脚を使わず、フラッシュを炊かなければ撮影してよいとの許可を得て
デジカメで撮影しました
感度を上げASA200相当
2分の1〜10分の1のスローシャッター
絞りは殆んど開放値(2.8)
フォーカスの甘いアルバムになりました。
エスカレーター
長〜い、長〜い、エスカレーターで入場
入り口の表示
システィーナ礼拝堂は
ローマカトリックの総本山ヴァチアンにある
大礼拝堂
枠はPC上で作成した
システィーナ礼拝堂全景
建物内部の構造もヴァチカンの礼拝堂と同じ
ヴァチィカンでは、
側面にも絵画が描かれてていた!
最後の審判全図
ミケランジェロが60歳のとき
祭壇画として
6年の歳月をかけ描き上げた大傑作
画面は4段で構成されている
天上に舞う天使達
最上段左側
イエスの十字架を持った天使達
強風に吹き飛ばされそう!
天上に舞う天使達
イエスが繋がれた柱を
必死に守る天使達
羽根を持たない天使として描かれている
最後の審判(部分)
天使達の舞う「ルネッタ」(前・前々図)
の下に描かれている画面
最後の審判構成
上段はイエスを中心に救済された人達
中段中央は最後の審判を告げる天使たち
と
左側に天国に昇る人達
右側に地獄に落とされる人達
下段
左は蘇えり天国向かう人達
右は地獄に落ちた人達
審判を下すキリスト
振り上げた右手と顔は悪人の方にむけ
救いの左手は善人に向いている
キリストの表情を見つめる聖人達
緊迫した雰囲気が流れている
キリストはギリシャ彫刻のように若々しく描かれている
聖母マリアは目を逸らし、憂いに満ちた表情
洗礼者ヨハネ
イエスに洗礼を施したヨハネ
厳しい表情でキリストを見つめている
聖ペテロ
神の代理人として初代教皇となった「聖ペテロ」
左手で天国への鍵を差し出している
(もう、用はないだろう・・・という表情)
聖バルトロマイ
生きながらにして生皮を剥がされ処刑された「聖バルトロマイ」
右手に自分の生皮を剥がしたナイフを
左手に自分の生皮を下げている
(この顔はミケランジェロ自身と言われたいる)
最後の審判を告げる天使
トランペットを吹く天使たちと
地獄に落ちる人の名簿(右)
天国に入る人の名簿(左)
を示している天使
地獄に落ちる人の名簿の大きく厚いこと!
よみがえり
永い眠りから覚め
審判を受けるため墓を出る人々
天国へ
天使に抱きかかえられ
天国への道を行く人たち
その人に縋り付いている人たち
修羅場の様相
天国に登る人
手を携え
天使に導かれ
天国に登る人たち
悪しき行いをした人
天使に縋り付きながら落ちる人
絶望的な表情
阿鼻叫喚の世界
地獄の船
地獄に到着した船
船から地獄に叩き落される
櫂を振り上げるのは船頭の「悪魔カロン」
最後の審判
もう一度
物語りを考えながら
ゆっくりご覧ください!
右下で燃えているのは地獄の業火
体に蛇を巻いているのは、「地獄の門番ミノス」
(一部分)
創世記より
天井画は旧約聖書の名場面
「創世記」の世界
下から上に
「水の分離」「アダムの創造」「エヴァの創造」
と並んでいる
アダムの創造
土より作られ生命を吹き込まれたアダム
神の神々しい顔
アダムの若々しい顔
が対照的
この場面、ETでも取り上げられている
楽園追放
下から
「エヴァの創造」「原罪と楽園追放」「ノアのはん祭」
楽園追放
禁断の木の実を蛇から貰うエヴァ
アダムは自分で手を伸ばし取っている
(創世記と少し違う解釈)
(右半分)
「創世記」では皮の衣を着て追放されるのが
ここでは裸で追放されている
世界初の陶板名画美術館
原寸大で1,074点
大塚国際美術館は、日本最大の展示スペース(延べ床面積29,412平方メートル)を有する
「陶板名画美術館」です。
古代の壁画から世界25ケ国190余の美術館が所蔵する現代絵画まで
至宝の西洋名画を、オリジナル作品と同じ大きさに再現しています。
美術陶板画のできるまで
製作の過程
原画→色の分解→転写紙に印刷→焼成→レタッチ→焼成→検品→陶板名画
製作の方法
陶板画を制作するにはタイル状の一枚の板作りから始まる。
1メートル角の完全に平面な板を作ることでも容易でない。
これは、陶芸をやっている私が実感したこと。
しかし
「大塚オーミ陶業KK」では1メートル×3メートルという
完全平面の陶板を作っている。
この陶板の上に釉薬で絵を描けば従来の焼き物。
大塚はシルクスクリーンのような手法で
多色刷りのカラー写真を焼き付けている。
アクセス
JR徳島駅 → 路線バス・鳴門公園行き・約55分「大塚国際美術館前」下車
徳島空港 → 々 約25分 々
JR鳴門駅 → 々 約15分 々
神戸淡路鳴門自動車道 → 鳴門北ICから車で3分
専用駐車場よりシャトルバス運行
案 内
開館時間 : 9時30分から17時まで
休 館 日 : 月曜日(祝祭日の場合は翌日)
1月正月明けに連続休館、8月無休
入 場 料
一般・大学生 3,150円
高 校 生 1,050円
小 ・ 中学生 520円
ご覧頂きありがとうございました。