興毅Sフライ級転向!3階級制覇照準
前WBCフライ級王者で2階級制覇の亀田興毅(23=亀田)が、フライ級(リミット50・8キロ以下)からスーパーフライ級(同52・1キロ以下)への転級を表明した。5日、大阪市内でのトリプル世界前哨戦(7月25日、大阪府立体育会館)の会見に、弟のWBAフライ級王者亀田大毅(21)と出席。「次は新たなスタートやし、ええ区切りやから、スーパーフライでスタートする」と語った。
悩んだ末の決断だった。これまでは3月に王座を奪われたポンサクレック(タイ)へのリベンジを口にしていた。だが、王者側のオプション(興行権)は内藤大助が所属する宮田ジムが所有し、興毅が「すぐ実現しそうにない」と言うように時間を要する見込み。そのうえ「ポンサクレック戦は9キロぐらい減量した」と肉体の成長で減量が厳しくもなっていた。
「迷ったけどポンサクとやる以外にフライにいても…。それなら次の目標を立てたい」と、日本では前人未到の3階級制覇に照準を定めた。手始めとなる7月25日の相手については、この日の会見を欠席したWBC世界ライトフライ級11位井岡一翔(21=井岡)を含め3人とも最終調整中だ。
目標が明確になったことで「ポンサクレックが階級を上げて来たら防衛戦でやりたい。それでおれはバンタム級、スーパーバンタム級と行けるとこまで行く」と新たな夢も描き始めた。4日に亀田ジムが活動を再開し、来週にはフィリピン合宿にも出発する。「次は初のスーパーフライ級やから重要。モチベーション上がってるよ」。王座陥落にジム消滅危機と苦しい時期を乗り越えた興毅に、笑顔が戻った。【浜本卓也】
[2010年6月6日7時26分 紙面から]
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