城島「普通走る」５点差盗塁も平然…阪神

　◆阪神４―９オリックス（５日・甲子園）　「何かある？」。涼しい顔のまま、城島は問題のシーンについてコメントした。「みなさん（報道陣）に話すようなプレーじゃないし、何かありますか。普通、走るじゃないですか」

　４日の試合で藤川俊が試みた“二盗”に敵将が激怒したことは、もちろん知っていた。「岡田さんが言っているのは、負けているチームに対して勝っているチームがしたことでしょ」。５点差の９回２死とはいえ、阪神はオリックスを追いかける立場。盗塁が記録されなかったものの、岡田監督への当てつけではないことを強調した。

　意外にもダイエー（現ソフトバンク）時代の００年には、１０盗塁を記録している。「普通、僕が走らないと思うでしょ。でも、今年も２ケタぐらいは走りたいと思う」。日米通算７１盗塁で三盗は２２個。警戒網をくぐり抜けることには、ひそかに自信を持っている。

　「遺恨ですか？　みなさん（マスコミ）が過剰になっているだけで、やっている選手は何も思っていません」と、軽く流す余裕ぶり。最終回の走塁よりも、「江草は僕の構えたところに投げてくれた」と、７回に決定的な２点を奪われた場面を悔やんでいた。

　【関連記事】
城島が下柳を好リード…阪神
金本同点打！新井勝ち越し犠飛！城島トドメ３ラン…阪神
城島“６月反攻”宣言…阪神
城島、先取点を重視…阪神
オリックス 、ダイエー 、ソフトバンク を調べる