連携し国に要望 ワクチン接種の8首長

(2010年6月4日付)

 口蹄疫まん延防止のため、家畜のワクチン接種を受け入れた県内8市町の首長が連絡会議を発足させ、高鍋町役場で3日、初会合を開いた。殺処分した牛や豚の埋却地確保の進ちょく状況を報告し合ったほか、今後連携して埋却や補償などの要望を国、県に行う方針を確認した。

 連絡会議は西都、宮崎、日向市と東児湯5町で組織。埋却地の確保については、めどが立ちつつある市町がある一方で、周辺住民との交渉が難航している市町もあり、格差が浮き彫りになった。

 要望事項では、県農業振興公社による埋却地の買い上げ価格の統一や手続きの簡略化のほか、消毒や埋却費用の補償などにも議論が及んだ。週明けに再び会合を開き、内容を詰めた上で国の現地対策チームに要望する。