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【首相辞任】欧米主要紙が論評 「恥をさらさないような指導者を」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:鳩山内閣
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英紙フィナンシャル・タイムズは、鳩山首相の辞任について「指導体制の弱さを解消することになる」と評価。次期首相の有力候補として特に菅直人副総理兼財務相の名前を挙げて、その指導力に期待を寄せた。
鳩山首相に関しては「おろおろしていて、独り言をつぶやいていた」と酷評。鳩山首相と小沢一郎・民主党幹事長の辞任について、「参院選を前に“闇将軍”と呼ばれる強力な選挙参謀の小沢氏を失う民主党、さらに日本にとっても、2人の辞任は災難のように見えるが、もう一つの可能性もある」と指摘した。
そして、郵政改革法案が今後、棚上げされる可能性にも触れ、「民主党は正しい指導者の下でおそらく再起動できる」と予想。財政再建のため消費税増税を検討する菅財務相が、橋本政権の厚相として薬害エイズ問題に取り組み有権者の支持を集めた点に注目し、「次の首相が、政策にこだわると有権者を納得させられたら、この政治笑劇も何か良いものを生むだろう」と締めくくった。(ロンドン 木村正人)