広島の初夏を彩る「とうかさん」が4日、広島市中区の円隆寺で始まった。「ゆかたできん祭」も中央通りなどで開幕。水色やピンクなどの鮮やかな浴衣を着た家族連れや仕事帰りの会社の仲間たちでにぎわった。ともに6日まで。
円隆寺境内は、約500個の赤ちょうちんがともり、お祭りムード一色に染まった。夕方から参拝客が訪れ「夏を元気に過ごせるように」などと願っていた。
地元商店街などが企画した「ゆかたできん祭」のメーンイベントは、午後7時半から始まった。歩行者天国になった中央通りで、広島、山口両県の19グループがソーラン節や創作ダンスを踊った。
飛び入り参加ゾーンでは、踊り手の誘いに応じて、沿道の約50人が輪に加わった。5日も午後7時半から、同様のイベントがあり、27グループが登場する。
【写真説明】踊り手と見物客で埋め尽くされた中央通り(撮影・藤井康正)
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