殺傷能力のある改造銃1丁を隠し持っていたとして起訴された福岡県警察本部の警部補が、ほかにも殺傷能力がある改造銃など11丁を自宅に隠し持っていたとして追送検されました。
追送検されたのは、福岡県警察本部捜査1課の係長で、警部補の岡田好典被告(46)です。岡田警部補は、殺傷能力のある改造銃1丁を自宅に隠し持っていたとしてすでに逮捕・起訴されていますが、このほかに自宅から見つかった12丁の銃について警視庁で鑑定を進めた結果、改造銃10丁と銃のレプリカ1丁について殺傷能力があることがわかったということです。警視庁によりますと、調べに対し、岡田警部補は「このうち6丁は自分で改造した。高校生のころから改造銃を集め始め、お金をかけているので手放せなかった」と供述しているということです。警部補の自宅からは、発射能力が高いため銃刀法に違反する模造拳銃とみられるものがほかにも30数丁見つかっているということで、警視庁でさらに捜査を進めています。