マイナビコード:77060 [株式公開]
2008年入社
法政大学 法学部卒
大学では法律を学んできたという池田さん。彼が志した仕事は、アーティストのマネージャーだ。著名なミュージシャンをサポートする仕事がやりたくて、大物タレントを抱えるアミューズに入社した。
マネージャーの仕事ってどのようなイメージを持つだろうか。その表と裏の真実を池田さんに語ってもらった。
なぜマネージャーを志願? |
法学部卒の池田さんが、ミュージシャンのマネージャーというまったく畑違いと思われるこの仕事を志望したのは、学生時代にアカペラの活動をしていたことがキッカケだった。
「プレイヤーとして音楽活動をすると同時に、ライブなどのイベントを運営する活動も行っていたんです。それがキッカケでイベント運営の仕事に興味を持ち始めたんですね。イベントに関わる仕事はたくさんありますが、その中でアーティストに一番近い位置で、感動を共有できる仕事ってなんだろう? って考えたとき、やっぱりマネージャーかなと思ったんです。そこで多くのアーティストのマネージメントをしているアミューズに、マネージャー志望として入社を決意しました」
イベントが成功したときの感動は、そこに関わった人でなければわからない。池田さんはそうした感動の経験を学生時代に数多く体験してきた。そして、より多くの人にそうした感動を味わってほしいと考え、中央大学法学部卒というブランドを捨てて、アーティストをマネージメントする仕事を選んだのだ。
ちなみにこの仕事、「学部学科はまったく関係ない」そうだ。
仕事はやっぱりキツイ!? |
芸能界という世界は一見すると華やかだ。クリエイティブで変化のある現場で働くということ自体が羨望のまなざしで見られることもある。アーティストと一緒に感動を分かち合えるという最大の喜びもあるが、マネージャーという仕事は決して楽しいことばかりではない。いや、芸能界の中でもマネージャーという仕事だけは、「大変な仕事」と認識されていることのほうが多いかもしれない。
実際マネージャーの仕事とはどのようなことを行っているのだろうか?
「入社2年目の今の仕事は、アーティストの身の回りのお世話全般ですね。たとえばライブがある日は、アーティストの送り迎えから機材車の運転、機材の搬入出、リハーサル準備、関係者への挨拶回りなどたくさんの仕事があります。ときにはグッズ販売もやります。ライブ中は舞台袖でトラブルがないか気遣い、人手が足りないときは写真やビデオ撮影もやります。時間も不規則で、なかなか休みが取れないこともザラ。正直、体力が要る仕事ですですね」
入社後は、2カ月間の研修を受けた後、3カ月目からはアシスタントマネージャーとしてアーティストに付く。ライブやリハーサル中はスタッフ全員が忙しいので、仕事のやり方を聞いている時間は無い。
「現場での仕事は先輩の動きを見て覚えることが基本です」
しかも、ライブは高いクオリティが求められる。失敗したからと行って「仕方がない」は許されないのだ。
そんな大変な仕事でも「ライブが成功した時の感動、何事にも代え難い魅力」と池田さんは言う。
アーティストとタッグを組んで感動を生み出す仕事! |
マネージャーの仕事の醍醐味は、それだけではないと池田さん。
「実はマネージャーの仕事って『アーティストの人生を預かっているとても大切な仕事』なんです。少々大げさかもしれませんが、ちょっとしたミスがアーティスト生命を奪ってしまうことも十分あり得ます。逆にマネージャーの動き次第でそのアーティストをどんどん伸ばすこともできます。それだけ責任があり、やりがいもある仕事なんです」
アーティストは人生を懸けてその仕事に取り組んでいる。一方でそれをサポートするマネージャーも中途半端な気持ちでは臨めないのだ。
もちろん、アーティストを伸ばせるマネージャーになるには、さらに経験を積み、人脈を広げていく必要がある。
「いろいろな人との何気ない会話から仕事に広がることがあるんです。チーフマネージャーになれば、企画を考えたりライブのブッキングをしたり、スケジュール管理をしたり。アーティストを『売る』ための重要な仕事を担います。僕自身、まだその段階ではありませんが、今から多くの現場に出て多くの人と知り合い、関係を深めてマネージャーとして成長したいですね」
マネージャーとして一人前になるには、やはりそれなりの長い下積み経験が必要だ。その多くの経験、築き上げた人脈がアーティストを成長させる糧となる。
そして、担当したアーティストが大きく成長してくれたとき、マネージャーとしても大きな達成感が得られる。
マネージャーとしてはまだまだ駆け出しの池田さん。辛かった経験も笑顔で語ってくれた。そうした何事にも笑顔で前向きに取り組む姿勢が、マネージャーにとって必要な素養なのだろう。
私たち「アミューズ」は、創立以来30年以上の長きにわたり、業界のリーディングカンパニーとして良質なエンターテインメントという『文化』を築いてきました。2006年3月には東証一部に株式を上場し、今後は上場企業としてもその責務を全うしながらエンターテインメント文化の創造に邁進していきます。
新卒の方々には、これからの日本をさらに豊かにする、エンターテインメント文化のプロデューサーになって頂きたいと考えています。
型にはまらない自由な社風が魅力ではありますが、プロデューサーとして大成するには大きな志と経験が必要です。ある程度の下積みも必要で、経験を積む過程できついと感じることがあるかもしれません。そんな時でも、その先の自分を見据え笑顔で頑張れる、芯の強い方を望んでいます。
「人々に感動を与えたい」「自分の力で世の中を動かしてみたい」、そんな夢を持っている方、是非私たちと一緒に、人々の心に残るエンターテインメントを創ってみませんか?