第二次世界大戦中にフィリピンなどで戦死し、身元の分からない戦没者の遺骨を納骨する戦没者拝礼式が、東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われました。
31日の式典には三笠宮寛仁さま、鳩山総理をはじめ、遺族の代表らが参列。長妻厚労大臣が「先の大戦の終結から65年という節目の年を迎えましたが、今もなお、多くの戦没者の方々が海外に眠っておられます。ご遺骨を一日でも早く祖国にお迎えできるよう、今後とも力を尽くしてまいりたい」と式辞を述べました。
そして、政府の遺骨収集団によって硫黄島やフィリピンなどで収集され、遺族に引き渡すことができなかった身元の分からない遺骨、3937柱を新たに納骨しました。
これで墓苑に納骨された戦没者の遺骨は35万8269柱となりました。
納骨後、政府関係者や戦没者の遺族らが次々と献花を行って戦没者の霊を慰めました。(31日14:51)