路上に大量の残土を放置し、通行車両の女性にけがをさせたとして、厚木署は3日、大和市桜森3、トラック運転手、李直英容疑者(38)を往来妨害致傷容疑で逮捕した。「残土処分の費用を浮かすため捨てた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は5月20日未明、清川村宮ケ瀬の県道で、大型トラック(10トン)に積んでいた残土を放置。残土の山に乗用車が衝突し、助手席に乗っていた川崎市の私立大3年の女子学生(23)に胸などを打つけがをさせたとしている。
同署によると、厚木市や周辺では、4~5月に同様の放置行為が計5回発生した。李容疑者は「他にも9件やった」と供述しており、関連を調べている。【中島和哉】
毎日新聞 2010年6月4日 地方版