前記事のDQ9レビューで NDS Adaptor を紹介したのですが、これがなかなかクセのあるツールなので、トラブったというご報告がありました。紹介した者として少し責任を感じたので、とりあえずAmazonに以下のレビューを投稿しました。
インストール時に「ええっ!?」と驚いたのが、ドライバーが圧縮されていること。だから自動検出は不可能で、CD内のフォルダを指定してもダメ。あと、たくさんの製品で共通に使用しているディスクなので、関係ないドライバーがたくさん入っているのも不親切。
なお、無事にAutorunが起動すればCD内のHTMLファイルが開くので、英語が読めれば目的のドライバーは見つかります。逆にそこで失敗して、エクスプローラで直接CD内を探索すると、フォルダ名が数字なので、わけわかんないと思う。
インストール中に互換性がどうのこうのというメッセージが出るのも嫌。私はメーカーを信じることにしたけれど、絶対に必要なものではないわけで、「こんな危なっかしいものは使えない」と判断するのが妥当かもしれない。もしもセーブデータが壊れたりしたら恐ろしいしね。
まあそれでもインストールはまだいい。問題はその後の使い方。
なんと説明書どおりにすると(私の環境では)フリーズしちゃって役に立たない。説明書には、まずパソコンにアダプターを接続して、それからDSカードをさせ、と書いてある。ところがこうすると、データのやり取りに使うソフトウェアがフリーズしてしまう。起動はするけど、まともに動作してくれない。先にソフトを立ち上げておいても同じ。
なので、レビューに示した使用手順をきちんと守ってください。慣れてしまえばどうということはないけれど、最初にあれこれ苦労させられる不親切さは、さすが輸入物という感じ。星3つにしたのは、そういうわけ。
それでも、ドラクエ9やポケモンで「2周目」をやるなら必須のツールだと思う。数十時間分の記録をむざむざ消すのはもったいない。かといってセーブデータのためにソフトを何本も買うのもバカらしい。難度が少し高いのでお子様には勧めないけれども、大人のユーザなら嬉しいんじゃないかな。
ちなみに、本製品はデータ改造などには対応していません。非常にシンプルなツールなので。でも多分、私は興味がないのでやっていませんが、パソコンに保存したデータ自体は、別のツールを使えば解析・改造できるんじゃなかろうか。だってDSカードに古いバックアップデータを書き込めるわけだし。
それにしても、意外と需要がないのでしょうかね、こういうツール。ないんだろうな。ないからこそ、日本語版が売り切れたきり増産されなかったんでしょうね。たった1800円なので、DQ9と合計してもDQ8の初期価格より安かったりするんですけどね。