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山菜採りの女性死亡 クマに襲われたか 帯広

(06/05 21:31、06/05 23:05 更新)

 【帯広】5日午後4時5分ごろ、帯広市広野町西2線125の私有林で、山菜採り中だった十勝管内音更町北鈴蘭北5、無職谷藤順子さん(66)が顔などから血を流して倒れているのを夫で団体職員の怜さん(71)が見つけ、110番通報した。救急隊員が駆けつけたが、順子さんは既に死亡していた。帯広署は遺体の損傷状況から、クマに襲われたとみて調べている。

 同署などによると、順子さんの左顔面にはえぐられたような傷跡があり、左足を骨折していた。谷藤さん夫妻は同日午後3時ごろから、現場付近で別々に山菜採りをしていたが、待ち合わせの午後4時になっても順子さんが集合場所に現れないため、怜さんが捜しに行き、うつぶせに倒れている妻を発見したという。

 現場はJR帯広駅から約25キロ南西で、民家が点在する農業地帯の雑木林。地区集会所の北側150メートルで、2キロほど離れた場所には広野小(児童数40人)や八千代中(生徒数16人)がある。両校では週明けの登校日の7日、保護者が児童・生徒を学校やスクールバス乗り場まで送るなどの対応をとる。

 また、5日午後4時半ごろ、現場から約4・8キロ北西の十勝管内芽室町の畑で、親グマ1頭と子グマ2頭を見たとの情報が住民から帯広署に寄せられた。地元猟友会が警戒のため出動し、同署と帯広市は事故現場付近に広報カーを走らせ、注意を呼びかけている。

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