Schulze　BLOG

予備試験は受験資格に制限がないですから、出願者が何人集まるかは予測しようがありませんが、
今年の旧試験出願者が16000人台であることを考えると、ＭＡＸ３万人は妥当な線かもしれません。
もしこれ以上に大幅に増えるようなことになれば、追加で会場を用意するしかないのでしょうが、このうち論文試験会場の定員を３千人程度と見込んでいるのは、大きな注目点と思われます。

というのも、短答の倍率と論文の倍率は極力合わせようとするのがこれまでの旧試験の傾向だったので、仮に「短答３万、論文３千」を前提とすると、このままの感触では合格者数は300人程度が目安になるのかなぁ？・・・とは直感的に思いますね。

実は、以前に弁護士会の幹部の方とお話をさせていただく機会がありまして、その方が「自分としては昔の旧試験並みの500人程度を受からせてもいいと思っているんだけど、（法科大学院などの）抵抗が強いんだ」ということをおっしゃっているのを耳にしたことがあります。
そういったことも加味すると、300人という数字は、ひとつ説得力のある数字なのかな、という感触を強くしています。


もちろん、この数字は推測でしかありませんので、実際の数字は蓋を開けてみない限り分からないわけですが、
ただ、論文試験の上限が３千人ということは、予備試験も相当に厳しい試験になることが間違いなく予想され、そうすると単に新司法試験の受験資格を付与するだけの機能しかない試験としては苛酷すぎるように思います。
( -д-)ﾉ
多様な人材を集めるという意味から、ローに行けない人材に対しても門戸を広げるべく、合格者は出来る限り多く出して欲しいものだと、切に願いますね。