一ヶ月ほどしたところで、戦闘になれたことにより動きが洗練されてきていた。
回復魔法による不眠不休の多対一でのサバイバル格闘戦は今までの戦闘とは一線をかくした。
レベルアップと、ペルソナにより強化された精神が戦闘に次ぐ戦闘の日々を可能にした。
もうこの事典で俺は人間とは遠く離れた位置にいた。
たいていの技は、模倣が可能になったし、極限まで無駄が省かれた戦い方はもはやひとつの武術の域に達しているといっても言いとはリリーの言。
無駄がないといっても、虚がなかったり、直線的な攻撃になってるわけではなく、敵を倒すための無駄がないだけである。
本来何の才能もなかった俺だが、全体のスペックがレベルアップで上がっていっているおかげで、もはや天才以上の才ある凡人となっているそうだ。
天才が、俺と同じ条件でレベルアップすれば俺のいる位置よりも遠くにいけるであろうが、その手段がない以上今この神秘無き世で誰よりも万事に対しての才があるのは俺であるそうだ。
スペックは天才のもの、その心根だけがどうしようもないほど凡人。
ネコに小判、豚に真珠、そんな感じの過ぎたものを、その手に掴んだ俺は久しぶりに迷宮を出て、外の世界に戻ってきていた。
理由は30階のボスを倒し、一区切り付いたからだ。
30階は格ゲーのボスキャラ的存在数人との戦闘だが、レベルがおかしなことになりつつある俺の敵ではなかった。
最後に出てきたカイザーナックルのジェネラルには驚かされたし、すこしびびった。
しかし悲しいかな、2Dでは無類の強さを誇ったジェネラルも3Dでは少し強いぐらいにしかならなかった。所詮は尖兵
まぁ、そんな風に対して苦労もせずに、30階を越えた俺は30階の出口付近にあった台座を起動させ、ここに転送できるようにして、迷宮を後にしたわけだ。
この一ヶ月で稼いだのは
P=5595200
EXP=6994000
お金[円換算]=249984000+今までに稼いだ15487355
2億6547万1335円
もちろん10万Pで
[現実改竄:補助] ダンジョン内での生活で社会的不都合が起きないようにサポートしてくれる。
発動しましたよ。
社会ではたまたま宝くじを当てたニートになっているらしい。
それにしてもダンジョンの奥に進めば進むほど、PもEXPもお金も敵の強さに合わせて増えて言っている。
不老不死も、転生やトリップ、これらを可能にする日も遠くないかもしれない。
まぁ、たまったお金も強化した道具屋で使えば問題ない上にほしいものは手に入るから迷宮からでなくてもいいのだけど。
どんな奇跡をPで起こすか考えるために、漫画とかアニメを久しぶりに見たくなって出てきたのだ。
バイトをやめるために連絡し、その後少しオタク的活動をして、大量の漫画と同人誌を通販で購入した後迷宮に戻っていった。
どうやら俺は、今どんなゲームや漫画より、迷宮内活動が楽しいらしい。
Pを使い現在所持してる奇跡のレベルを上げたり、新規購入を果たしていく。
目指すのはチートオリ主。もはや自重などしない。
[道具屋システムLV20] ローゼンクイーン商会やギュンギュスカー商会、と手を組み始め本来なら非売品のレア消費アイテムも販売しだした。
[龍視の解体]や[無限の剣製]に[王の財宝]この二つを最大限に活用するために宝具も買った。セット販売だったから一括購入で大量入手した、見たこともない宝具や灼シャナの宝具、 封神演義の宝貝もセットに含まれているとは予想外だ。300万P使っただけはある。こんなに高いのは数があったからだろう。
封神演義の宝貝はほとんど知らないが、[龍視の解体]があるので問題ない。
というか、なんかチート化する速度がどんどん上がって言っている気がする。
敵の出すポイントの増大が原因だ。
決して自重を辞めたからではない。
さらに
[魔法合成]呪文を合成して、新しい呪文が使える
[魔法反射無効]魔法反射の特性を無効化する
これによりロト紋やダイ大の呪文使用可能になり、安心してメドローアが打てる環境ができる。
[悪魔召還・悪魔契約LVMAX]悪魔と契約し使役が可能
[悪魔合体]悪魔を合体させられる設備。時たま失敗する
さらにこの手で、手数を増す。悪魔自体は別売りだった。ゲームの主人公と違い、契約数に限界はないのが嬉しいところだ。悪魔所管に必要なマグネタイトはダンジョン内で出てくるメガテン風の[穢れ]を倒すと手に入るがポイントで購入も可能だった。とりあえずメガテン3の悪魔全部と契約し、それを全部同時召還するためにいくらかのマグネタイとも購入しておいた。
ちなみに、全部の悪魔と契約という発言で気づく人もいるかもしれないが、俺の現在のレベルは100を超えて103になっています。
ほぼすべてのポイントを使い切ったが、それ以上に今後はPが稼げることは明白だった。
悪魔を全て同時召還して、[穢れ]狩りをさせる。高レベル悪魔は、俺と俺の偏在&ゴーレム&使い魔と供に迷宮を攻略していく。レベル差と、数の暴力にものを言わせた探索はただの虐殺のパレードに過ぎず、戦闘はなく、ただただ狩が続いた。
「あはは、おぶつはしょうどくだー」
それにしてもこの使い魔ノリノリである。
俺の強さにステータスを依存するリリーは、俺同様に異様に強くなっている。今もメドローアを連発している。しかもフィンガーフレアボムズ風に五発ずつである。
悪魔上位13匹には奇跡により、偏在を習得させさらにレベルが上がりやすくなるようにした。
ほかの悪魔も、レベルが上がりにくくなったものは転生システムで転生させさらに強くなるように強化した。
階層は100、200とどんどん深くなってくる。
100を越えるころにはたいていのゲームや漫画の敵は全て出たんじゃないだろうが?
100回のボスでパルキア、ギラティナとともにアルセウスが出てきたときは死んだかと思ったが、問題なく死んだ。
しかし、どうにかリレイズや黄昏の羽根、[不死LV4]のおかげもあってどうにかなった。
100階以降は、いままでのボス的穢れが普通にに参戦。レーザー属種の光線級、重光線級が普通にウザイ、一体一体はたいしたことがないのだが、物量による集中照射はメンドクサかったりした。
その後も俺たちは、さまざまな強敵と戦った。
ハムスターやゾーマ、エクスデス、永遠の闇、オズマ、オメガウエポン、イセリア・クィーン、バルバトス、キラーマジンガ、ドラゴニュート
キラーマジンガは何故か異様に強かった。本来は30,40の敵のはずなんだが、リリー曰く何でも想念により強化されていたらしい
[ポケモントレーナー]ポケモンを飼育するうえで必要な資質を得る。常人でも十万ボルトに耐えられるようになる。
[モンスターマスター]モンスターを従えられる。いわゆる魔物使い。
[配合LVMAX] モンスターの配合ができる。邪配合も可能
このころからポケモンやドラゴンクエストのモンスターを大量購入して、下層階で狩に参加させ始めた。
300を超えると、今までの[穢れ]が強化されて再登場しだした。
後はただ延々と、下の階層へ折り続ける日々が続く。
仲魔とモンスターとリリーと偏在で、戦いの日々はまだまだ続く。
LVが9999になったら転生システムによりLV1に戻る。
少しLVをあげて、再び下の階へ
そんな日々が続く。
気づけば軽度のバトルジャンキー
奇跡による強化と入手でありえないほどのチートと化していた。
[レベルアップシステム]が強化されレベルに限界がなくなった。つまりいつかは俺に奇跡を与える神の座にも到達できるということらしい。
といってもその神のレベルは、今の俺のINTでも理解できない数字の桁だった。
そのほかに、道具やシステムはLV99を超えてLVMAXになってを繰り返すうちに。
販売物も秘宝や神秘は当たり前、未来デパートと同じような商品も扱っている。
[王の財宝]の中身はギルガメッシュ以上にこの世の全てがあった。
その使い手たる俺は、神に次に力を持つものになっていた。
簡単な話し神の奇跡で得る必要のある力がない。
奇跡で得られるものは全て得てしまったwww
最近はあまったポイントで、仲魔とモンスターとリリーを強化している。
そんな日々の果てに
今俺は、迷宮の最下層にたどり着いた。
七万七千七百七十二階がそこだ。
ここまで来るのにたった3年しかからなかった。
迷宮最下層では、最大の[穢れ]が俺達を待っていた。
そこで繰りひろげられた戦いにこの世の全てがあった。
喜びも悲しみも苦しさも楽しさも痛みも快楽も憎悪も愛も親しみも恐れも怒りも何もかもがぶつかり消え生まれていく
戦いの余波で世界が誕生し、滅びまた生まれた。
そして最大の[穢れ]が今消え去った。
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超展開wwwww
これないわと思った方
せめて後一話読んでください