自民党:藤井元運輸相が離党届提出 新党に参加

2010年4月8日 10時19分 更新:4月8日 11時43分

離党届を提出後に記者団に答える藤井孝男元運輸相=自民党本部で2010年4月8日午前10時10分ごろ、木下訓明撮影
離党届を提出後に記者団に答える藤井孝男元運輸相=自民党本部で2010年4月8日午前10時10分ごろ、木下訓明撮影

 自民党の藤井孝男元運輸相(参院議員)は8日午前、与謝野馨元財務相や平沼赳夫元経済産業相らが結成する新党「たちあがれ日本」に参加するため、党本部で谷垣禎一総裁に離党届を提出した。谷垣氏は「残念だ」と述べた。会談後、藤井氏は記者団に「党内に残って打倒民主党をやり遂げられるか悩んだ結果、新しい体制の中で(行動することが)自民党のプラスになると思い決断した」と語った。

 自民党から新党に参加する議員のうち与謝野氏、園田博之前幹事長代理、中川義雄参院議員はすでに離党届を提出。藤井氏の離党を受け新党メンバー5人は同日午後、東京都内で会合を開き、政策など詰めの協議を行う。

 藤井氏は81年の参院岐阜選挙区補選で初当選。93年に衆院議員に転じた。03年には小泉純一郎首相(当時)の対抗馬として自民党総裁選に出馬。小泉政権の郵政民営化に反対し、自民党の公認を得られず無所属で出馬した05年衆院選で落選。07年参院選で当選し復党した。【岡崎大輔】

文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド