ムネオ日記
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2010年6月5日(土)

鈴 木 宗 男

 昨夕、17時から6月大地塾例会を釧路管内弟子屈町川湯温泉で開く。道東各地から大勢の人が参加して下さった。
 14時から首班指名の衆議院本会議があったので私が川湯に着いたのは20時近くなったが、皆さん待っていてくれる。仲間とは有難いものである。
 菅新首相について出席者の反応はすこぶる良い。歯切れの良い発言、たたき上げの市民、国民感覚、官僚と渡り合ってきた過去の実績等、期待感はとても高かった。私も現時点での最善、最良の選択を民主党はしたと評価しながら与党の一員として、一日も早く安定政権にしなくてはならない。
 その為には、参議院選挙で勝利しなければならない。菅新首相の突破力で新しい流れが作られると思う。
 昨日の菅新首相の記者会見の中で、鳩山首相からの引き継ぎで、日米・日中・日韓関係の重要性について触れていたが、日露が出て来なかった。鳩山首相が日露について引き継ぎをしないとは考えられないので、菅新首相がメモするのを忘れたのか、鳩山さんがうっかりして言わなかったのかのどちらかだろう。
 北海道、日本にとり、北方領土問題、平和条約交渉は大きな、関心事であり、新政権においても鳩山前首相の政策を引き継ぐと言っているが、しっかりと日露関係の前進を図ってもらいたい。
 8時半から釧路管内弟子屈町での摩周湖クリーンウォーク。1年に1回町民あげてのゴミ拾いである。
 新党大地も5年前から摩周湖周辺で大地塾に併せてゴミ拾いをしているので今年は町の行事に参加する。
 ゴミを拾う事も大事だが、ゴミを捨てない心を持つ事の大事さを開会の挨拶で言わせて戴く。
 昼、帯広に入り、後援会の一つである青空会の野遊会。好天に恵まれ、皆満足、満腹の様子であった。
 13時34分帯広駅発で札幌に向かい、16時から夏の参議院選挙北海道選挙区から立候補する徳永エリさんの連合後援会結成総会に出席し激励する。
 新党大地は北海道選挙区は徳永エリさんの必勝に向けて全力を尽くす。徳永さんが一生懸命頑張っているので応援のしがいがある。
 ここは二人三脚で乗り切っていく。


「町川副代表の講演」


「懇親会」


「摩周湖クリンウォーク開会式」


「参加者と」


「ゴミひろい」


「4月17日『北海道セミナー』において徳永エリさんを、新党大地は推薦することを発表し、本日、推薦状をお渡しいたしました。」


「徳永エリ連合後援会結成総会にて」

2010年6月4日(金)

鈴 木 宗 男

 民主党代表に菅直人代議士が選出され、菅新代表は14時に開会された衆議院本会議で、第94代内閣総理大臣に就任した。
民主党の中で、存在感、経験、発信力からしてベストの選択であった。
 橋本龍太郎首相から鳩山首相まで、この15年間世襲政治家であった(森首相については、お父さんは町長さんで国会議員ではなかったが、政治家一家という広い意味で使わせて戴く)。
 菅さんは叩き上げであり、生活感のある、国民・市民目線での政治を展開してくれるものと期待したい。何よりも菅さんのセールスポイントである突破力を活かし、元気の出る、希望の持てる日本へと引っ張っていってほしい。
 今日の東京新聞の「こちら特報部」に、佐藤優さんの「本音のコラム 官邸 機密費の闇」が掲載され、みんなの党の江田憲司議員のことについて書かれている。
 とても興味深いので、全文掲載させて戴く。

 筆者は情報業務についていた関係で、機密費(正確には報償費)を用いて仕事をしたことが何度もある。機密費は領収書や伝票などの証拠書類がいらないので、要人の買収、いかがわしい接待で相手の弱味を握るなどどのようなことにでも使うことができる。
 筆者が初めて内閣官房機密費をもらったのは1997年、江田憲司首相秘書官(当時、現衆議院議員・みんなの党)からだった。江田氏から「モスクワに出張する前に(首相)官邸に顔を出しなさい」と言われていたので、挨拶に行った。1階の会議室に案内された。江田氏はポケットから白い封筒を出し、「これを使って」と言って差し出した。筆者は「ありがとうございます」と礼を言い、封筒を鞄に入れた。封筒には30万円が入っていた。
 このとき江田氏が「官邸にきて初めて知ったけれど、外務省は裏のカネをたっぷりもっている」と言っていたことを鮮明に記憶している。今になって思うと外務省から官邸に秘密裏に上納されていた機密費のことを江田氏は示唆していたのだ。
 江田氏は機密費の闇について知る生き証人だ。普天間問題で窮地に陥った現官邸が沖縄の分断工作に機密費を用いることを牽制するために、江田氏が機密費について知る真実を国民の前に明らかにすることがみんなのためになると思う。

(6月4日付東京新聞朝刊25面)

 総理秘書官、しかも政務秘書官は、機密費に触ることができる立場にいる。是非とも江田さんには、国民の税金を何に、どの様に使ったのか、知り得る情報を国民に公開する責任を果たしてほしい。きれいごとを言う前に、正直に事実を国民に示すことが、みんなの党のためにもなるのではないか。
 佐藤優さんは今や当代一の人気作家であり、社会的に影響力をもつ人である。ここは江田さんの出番である。
 佐藤さんとの直接対話を公開の場でしたら、大変な話題になることだろう。国会議員である江田さんには、公人としての立場から、是非とも説明責任を果たして戴きたいものである。


本日提出した質問主意書2件
bP86 外務省によるNGO・NPOへの支援に関する質問主意書
bP87 在ウズベキスタン大使館に配置され所在がわからなくなった日本画に係る外務省の調査に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP70 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の健康管理休暇制度に係る改革に関する再質問主意書
bP71 鳩山由紀夫内閣における外務省在外公館派遣員制度に係る改革に関する再質問主意書
bP72 元内閣官房長官が内閣官房機密費の具体的使途に言及した件に係る平野博文内閣官房長官の見解に関する第3回質問主意書
bP73 2010年5月16日の日韓外相会談に関する再質問主意
bP74 日本駐留米兵の裁判権に係る日米密約についての外務省の説明等に関する質問主意書
bP75 検察審査会に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月3日(木)

鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙、いよいよ明日である。
 民主党代議士から色々情報が入る。また、相談もある。
 一つ言えることは、私が自民党にいた時代の総裁選挙に比べると、民主党代表選挙は紳士的でおとなしい感じがするということだ。したたかに激しい総裁選挙をやり、生き残った者が総理総裁になった自民党と、静かに粛々(しゅくしゅく)と選ばれる民主党の代表。
 この差が、自ずと国会等での言葉の表現の違いとして出てくるのかもと受け止めるのは、私だけだろうか。
 とにかく明日には民主党の新代表が決まる。そこからが新しいスタートである。

本日提出した質問主意書2件
bP84 2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する質問主意書
bP85 沖縄県における県民大会に係る外務省の情報収集等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月2日(水)

鈴 木 宗 男

 8時からの外務副大臣主催の外務省政策会議で、岡田外相から普天間問題等、最近の外交案件の説明を受けていたところ、8時半、本日の衆参両院の委員会質疑は行わないとの幹事長指示が入ったと連絡を受け、すぐさま10時から民主党の両院議員総会が開かれると聞かされる。
 「鳩山首相は辞任する」と一瞬脳裏をよぎった。しかし昨夜、更には一昨日の三者会談でも粘った鳩山首相である。ここは裂帛れっぱくの気合で、両院議員総会でご自身の考え、決意を披歴ひれきするのかもと考えたが、やはり鳩山首相は、大所たいしょ高所こうしょに立った大きな決断をなされた。
 昨年8月30日、国民の圧倒的支持を受け、選挙に勝利し、歴史的な政権交代を成し遂げ、9月に鳩山内閣がスタートした。鳩山内閣は極めて高い支持率を誇り、国民の大きな期待があった。
 8か月半での退陣を、あの当時誰が想像したであろうか。政治の世界、まさにわからないものである。
 しかし、「北海道から初の総理大臣」、「北海道からチェンジ」を訴え、それを実現することができ、鳩山首相就任後、月に1、2回、定期的に協議し、北方領土問題、普天間問題、政局等に私なりのメッセージを伝えてきた。
 私としては、鳩山首相の手で日露の平和条約交渉が進み、鳩山首相でしか北方領土問題は解決できないと信じていた。この点、残念である。
 また仕切り直しとなってしまったが、次期首相も鳩山首相の思いをしっかり受け止め、日露関係を考えて頂きたいものである。
 鳩山首相は政権交代を成し遂げ、間違いなく歴史の1ページを切り拓いた。このことは厳粛げんしゅくな事実である。
 今後はこれまでの経験を生かし、一段高い目線で、政治のあるべき姿を指導して頂きたいものである。
 政治は時に、権力闘争である。4日に次期民主党代表が決まるが、国民は固唾かたずんで見守ることだろう。


本日提出した質問主意書2件
bP82 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する質問主意書
bP83 検察庁による定例記者会見の開放に関する第三回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月1日(火)

鈴 木 宗 男

 今日から6月、早いものである。
 子ども手当の支給が7町村で始まり、東京は4日以降と夕刊に出ている。
 民主党の目玉政策であった子ども手当である。少しでも夢を与える、明るい明日に繋がることを願ってやまない。
 石垣島で口蹄疫に感染した疑いのある牛が一頭見つかったとの報道があり、びっくりする。
 10年前も宮崎で口蹄疫が発生し、北海道でも発見された。今回は南に拡がってしまったのか。とにかく早く隔離・遮断し、万全の防疫体制を取らなくてはいけない。
 宮崎も沖縄も観光県である。風評被害はあってはいけない。行政の名において、しっかり対応することが一番である。
 18時からの鳩山首相、小沢幹事長、輿石参議院議員会長との会談は、約30分に及んだ。選挙を控える議員の皆さんの声、また鳩山首相の思いを受けて、高度な政治判断をすべく、議論がなされたのだろう。
 議論に議論を重ね、そこで得た結論にはお互い責任を持つ、これが民主主義の基本である。責任ある地位に就いている人が顔を合わせ、話し合うことは、良いことである。
 これからも継続して意見交換をしていくそうだが、より良い方向に向け、収れんされていくことだろう。


本日提出した質問主意書2件
bP80 1972年の沖縄返還時における原状回復補償費の肩代わりに係る密約に関連した判決への外務省の対応に関する再質問主意書
bP81 鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ


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