近畿運輸局は、大阪府内と兵庫県姫路市の初乗り500円の法人タクシー3社について、申請された500円運賃を認めず、道路運送法にもとづきそれぞれ値上げを求める通知を出した。6月4日までに値上げ申請しない場合は500円での申請が却下されるため、3社は営業できなくなる可能性も出てきた。
一方で、滋賀エムケイについては、運輸局は審査作業が終わらないため認可期限を6月30日まで延長する方針で、期限内に通知を出すか再延長するかが注目される。
値上げを通知したのは富士交通(大阪市)とトップ・スタータクシー(東大阪市)、はくろ観光バス(姫路市)の3社。5月21日に通知した。運輸局は3社が昨年冬から年明けに500円での営業を継続申請してから約半年間審査した結果、収支が釣り合う初乗り運賃は富士交通が580円、トップ・スターが650円、はくろ観光バスが570円が妥当と判断した。