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【プロ野球】

楽天ノリ 球団500号 主軸アーチそろい踏みで大勝

2010年6月5日 紙面から

◆楽天12−0横浜

 楽天打線が目覚めた。今季最多の1試合4本塁打のアーチ攻勢で、球団500号アーチ突破。2けた得点&無失点の圧勝は、2008年3月26日のオリックス戦(京セラドーム)の11−0以来で、19安打も球団記録にあと1本に迫る猛打。今季初登板の2年目右腕井坂を白星に導いた。

 口火を切ったのは1点リードの3回。先頭打者の鉄平が3号ソロを右翼に運び、500本塁打のメモリアルに王手。外野が広いKスタ宮城に比べると横浜スタジアムなどセ・リーグの本拠地は狭く感じるようで、鉄平は「バットに当てるだけでも入っちゃう。(交流戦は量産の)チャンス」と喜んだ。すかさず、中村紀が球団500号の記念弾となる7号ソロを左中間にたたき込む。記念アーチと知ると「宝くじ当たるかもな。球団から何かもらえんかな」と照れ笑い。この回は打者10人で一挙5得点だ。

 その後も打線が集中砲火。4回には嶋が「うまくヘッドが返った」と振り返る2号2ラン。こうなると、楽天で最も本塁打を打ってきた主砲・山崎も黙っていない。6回に、楽天で164本目となる12号ソロを、ファンのいる左翼席にプレゼント。「狭い!! バットのさきっぽだった。こうやって投手に勝たせてあげないとね」と鼻高々に話した。

 鉄平、中村紀、山崎の主軸がアーチそろい踏みで、先発野手全員安打。ブラウン監督も「それぞれが役割をこなした」と満足げ。開幕から低調だった打線も上向き。これでチームの借金は3に減り、交流戦は貯金を4とし2位に浮上した。出遅れていた楽天がようやく元気を出し始めた。 (鶴田真也)

 

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