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2010年6月4日(金) 19:20 |
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小学校でヤゴの引っ越し大作戦
香川県坂出市の小学校で子どもたちが学校のプールに発生したトンボの幼虫、ヤゴを捕獲し近くの池に放流しました。 「ヤゴの引っ越し大作戦」です。
こどもたちが夢中で探しているのは、トンボの幼虫、ヤゴです。 坂出市立王越小学校では、こどもたちに自然の大切さを学んでもらおうと、毎年、「ヤゴの引越し」と題してプールで発生したヤゴを捕まえて近くの池に放流しています。 参加したのは王越小学校の児童と近くの幼稚園児、合わせて24人です。 子どもたちは約1時間半かけてプールに発生したヤゴをつかまえました。 その数は、オニヤンマやシオカラトンボなどのヤゴ2269匹です。 学校ではこの取り組みを1996年から行っていますが、4日に捕まえたヤゴは、これまでに2番目に多い数です。 1人が1匹だけペットボトルで作った飼育容器に入れます。 ヤゴの成長を観察するためです。 そして、いよいよ引越しです。 残りのヤゴをバケツにいれて近くの池に運びます。 この池は、地元の人たちが「とんぼランド」と名付けてトンボの育つ環境を守ろうと整備したものです。 子どもたちが捕まえたヤゴは1週間から10日くらいで羽化するということで、学校ではトンボの生態なども観察することにしています。 トンボが飛びかう環境を守ろうという取り組みです。
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