原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島
連続講座
原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島
第2回連続講座のご案内
■テーマ
2000年女性国際戦犯法廷は何を明らかにしたか?
■講師
東海林路得子(しょうじるつこ)さん
VAWW−NETジャパン共同代表
2000年女性国際戦犯法廷 事務局長
■日時
2005年 3月27日(日)
14:00 講演と質疑応答
16:00 第2回実行委員会 (開場 13:30)
■場所
平和記念資料館(地下)会議室1
広島市中区中島町1-2
電話:082-242-7798
■資料代
1000円
【趣旨】
1997年秋の「戦争と女性への暴力」国際会議をきっかけに国際的なVAWW−NET(「女性への暴力に反対するネットワーク」)が発足し、それに伴いVAWW−NETジャパンも発足しました。翌年韓国で行われたアジア連帯会議において、戦時下における日本軍による性暴力を受けた女性たちが高齢になり、亡くなっていく人が増えている一方で、日本政府が何らの補償もせず、日本での裁判も敗訴を重ねていることが問題になりました。そこで日本における「女性国際戦犯法廷」の開催が決定され、加害国日本、被害国を代表した韓国、女性の人権に関する国際諮問委員会の3者の代表により国際実行委員会が結成され、「女性国際戦犯法廷」の開催に至りました。
2000年12月に行われた「法廷」は4日間でしたが、3日目は現代の性暴力の問題がとりあげられ、世界各国から被害者たちが自分たちの体験を語りました。「元慰安婦」自らの告発が、現代において性暴力を受けた女性たちに大きな影響を与えたのです。1年後オランダ・ハーグにおいて出された判決文は後の時代にも継承されるといわれるほどすばらしい内容でした。日本の裁判においても、また女性の人権擁護にも影響を与えるもので、世界各国から注目されています。
【講師プロフィール】
東海林路得子(しょうじるつこ)さん
バウネットジャパンの共同代表。また、日本キリスト教婦人矯風会ステップハウス所長として、緊急避難センターでは期間が短すぎるため、長期にわたって自立の準備が必要な女性たち、主に暴力を受けた女性たちを受け入れている施設で働いておられます。
【VAWW-NET(バウネット)】
日本の民衆法廷運動の草分けともいえる「2000年女性国際戦犯法廷」を主催。日本軍性奴隷制の犯罪を暴き、はじめて天皇を含む日本政府の戦争犯罪を有罪とした。現在、法廷を収録した番組でのNHK番組改ざん問題が裁判で係争中。
■主催
「原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島」実行委員会
共同代表:坪井直 佐々木猛也 田中利幸
連絡先:
〒730-0004
広島市中区東白島町18-13-201足立修一法律事務所内
Tel:082-211-2441 Fax:082-211-3331
E-mail:
info@abomb-hiroshima-tribunal.com
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