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【プロ野球】

T−岡田 パ外野2位 オールスター第1回中間発表

2010年6月4日 紙面から

 あこがれの舞台が手の届くところまで近づいてきた。今季ブレーク中のオリックスの若き4番・T−岡田が、並みいる猛者を押しのけパ・リーグ外野手部門で2位に入った。この日は前夜自身が放ったサヨナラ弾のおかげで指名確実だった指名練習がなくなり、久々の“ご褒美オフ”。寮から散髪に出掛ける直前、球団広報からの電話で2位に入っていることを聞き、「えっ!? なんでですか? 本当ですか? びっくりです!!」と目を白黒させた。

 ファン投票にノミネートされることすら初めてで、その際は、「全然実感がないです。今までずっとテレビで見ているだけだったんで」と控えめに話していた。ただ、ひそかな願いがある。「ホームラン競争に出てみたいっすね」。現在は飛距離よりも確実性を重視するノーステップの打撃フォームで打席に立っているが、ホームラン競争なら封印している力を思う存分披露できるからだ。

 現在の本塁打数はパ・リーグで4位の11本。出場のためにはまだまだ実績を積み重ねなければいけない。ただ、今季のT−岡田は3試合連続を2度、2試合連続を2度と本塁打を連発する法則がある。「たしかに(法則が)あるんです。でもたまたまです」と苦笑いしたが、4日から始まる甲子園での阪神との関西対決で2試合連続弾を放てば、注目度が一層高まるのは間違いない。 (宮崎厚志)

 

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