中日・吉見一起投手(25)が3日、出場選手登録を抹消された。この日、吉見は1軍練習が行われたナゴヤドームを訪れた。「すみません。何も話せないです」。チーム方針に沿って理由を語らなかったが、背中の違和感が原因と見られる。
先発陣の柱だけに心配だが、症状は重くない様子。最短10日間での戦列復帰について訪ねられた吉見は「そのつもりです」と、語った。
吉見の出場選手登録抹消は昨年7月、球宴前後で先発機会がなかったとき以来。体調面での抹消は右肩関節炎だった一昨年の08年7月以来約2年ぶりとなった。
背中の違和感を訴えたのは5月27日の日本ハム戦(金沢)に先発した後のこと。症状は当初から軽かったようで、同30日までは1軍に同行。同31日から1軍を離れ、6月1、2日の2日間はナゴヤ球場のファーム組で練習。本格的な投球こそ控えたものの、キャッチボールなど通常メニューを行っていた。
この日は練習に参加しなかった。患部の様子を見てきたが、症状が治まらず、病院で検査を受けたようだ。検査では、特に異常は見当たらなかったもよう。その後、ナゴヤドームで1軍首脳に現状報告を行った。
最短なら13日の日本ハム戦(札幌ドーム)から復帰可能。翌週はセ・リーグ再開となり、最初のカードが18日からの巨人3連戦(東京ドーム)。いきなり宿敵にぶつけるという手もありそうだ。 (生駒泰大)
この記事を印刷する