甲子園での阪神戦に気合十分の岡田監督
聖地に帰るんとちゃうやん、勝負よ‐。オリックス・岡田彰布監督(52)が、4日からの阪神2連戦で古巣・甲子園に“凱旋”する。3日に西宮市内で取材に応じた指揮官は「勝ち負けつかんのやったら、のんびり帰るけど、勝負しに行くわけやからな」と気合十分だった。
ユニホームを着ての甲子園は虎将時代の08年9月以来となる。ただ指揮官は「ベンチ反対側やしな。初めてや」と、あくまで敵将として乗り込む構えだ。オリックス2軍監督時代に、ウエスタン試合で“三塁側”に座ったことはあるが、マンモスの大歓声を相手に戦うのは初体験となる。
オリックス監督就任後の昨年11月には、同球場で行われたオール早慶戦をスタンド観戦。その際は、“矢野獲得”など補強方針をめぐり阪神球団フロントと“舌戦バトル”になった。
今季交流戦の関西対決は、前回対戦した5月21、22日の2連戦は連勝を飾っている。あらゆる意味で注目の岡田VS猛虎の聖地決戦。ただ岡田監督は「(交流戦は)あと8試合か。そのへんで借金(2)を返せたらなあ」と淡々。聖地への懐かしさはしまいこみ、勝負に徹する。
(2010年6月3日)