なじみの喫茶店女主人「うれしくて死んじゃいそう」…菅新首相誕生

　民主党は４日の両院議員総会で菅直人副総理兼財務相（６３）を新代表に選出。菅氏はこの後の衆参両院本会議で、退陣した鳩山由紀夫首相（６３、党代表）の後継の第９４代首相に選出された。

　菅氏の地元選挙区、東京都武蔵野市のなじみの喫茶店「上床（うわとこ）」。３０年来の付き合いがある経営者、上床敬子さん（７１）は「菅さ～ん、うれしくて死んじゃいそう」と喜びを爆発させた。

　自身の地元事務所が入るビルの１階下にあり、菅氏は先月２９日の開店３３周年パーティーに出席。９６年の厚生相、昨年の副総理就任数日前にも来店しており「『来るとえらくなれる』って験担ぎで来てくれるの」と上床さん。歌手としてＣＤも出しており「私の紅白出場か、菅さんの総理かどっちが早いか競争だね」と言うと、菅氏は大爆笑したという。年金未納問題で党代表を辞職するなど苦しい時期は、常に励まし「踏まれてもめげずに立ち上がる雑草みたいな人。たとえ大統領になっても変わらず、ふらっと寄ってくれるはず」と来店を待ちわびていた。

（2010年6月5日06時03分  スポーツ報知）

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