社会

島根原発点検漏れで中電が山口県に陳謝
(山口県)
中国電力の島根原子力発電所で511か所の点検漏れが見つかった問題で中国電力は4日、山口県に対し事実関係を報告し陳謝した。中国電力の松井三生副社長が県庁を訪れ西村副知事に事実関係を報告し陳謝した。この問題はことし3月、島根原発の機器のうち123か所に点検漏れが見つかり1号機と2号機が運転を停止したもの。中国電力は3日、最終報告書を国に提出し点検漏れは最終的に511か所、記録に不備があったものが1160件見つかっている。応対した西村副知事は「県内には原子力に対する不信感がある中で大きな不信を招く結果になった」とし、「このようなことが続けば厳しい状況を事業者に求めざるをえない」と述べた。中国電力は県庁で記者会見も行い、再発防止策をしっかり実施して信頼回復に努めていきたいと述べた。一方で、上関原発計画に関しては「1日も早く工事を再開し地元の期待に応えていきたい」とした。
[ 6/4 18:06 山口放送]