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【菅首相誕生】鳩山氏とは異質の湿った軽さ パフォーマンスの菅氏 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:菅新首相誕生
拉致事件の拉致実行犯である北朝鮮工作員、辛光洙(シンガンス)元死刑囚らの助命釈放嘆願書に署名した問題もある。菅氏は自身のホームページで「私の不注意。おわびしたい」と謝罪しているが、安倍晋三元首相は4日付のメールマガジンで、「(辛元死刑囚は)総理就任をことほぎ、祝電を打ちたがったに違いありません」と皮肉った。
皇室観も見えにくい。4日の首相指名にあたって、この日から静養に入るご予定だった天皇陛下の日程はなかなか確定できず、同日中の宮中での任命式も見送られた。
17年5月には、終戦時に昭和天皇は退位すべきだったとの認識を表明した。
昨年11月の政府主催の「天皇陛下ご在位20年記念式典」では、式典実行委員会副委員長を務めた。にもかかわらず、陛下ご臨席の場で「首を何度も何度もこっくりこっくりとし、居眠りをしていた」(自民党の木村太郎衆院議員の質問主意書)と指摘されている。
菅氏には鳩山氏のどこか明るい無重力的な軽躁さとは別の、湿った感じの「軽さ」がうかがえる。それが吉と出るか凶と出るか、今は見守るしかない。