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ツチノコブームから20年…新潟、岐阜では今も捜索

 約20年前に町おこしとして、高額な懸賞金とともにブームになった「ツチノコ捜索」。今では大半がなくなったが、岐阜県東白川村で観光の柱として定着したほか、新潟県糸魚川市では有志らが「全国つちのこサミット」を5、6両日に開き、捜索イベントを行う。

 ツチノコは1988年、奈良県下北山村で懸賞金100万円を掲げた「捜索」をマスコミが報じて広まったとされる。テレビで「目撃談」が相次ぐと、発見者に2億円や土地100坪をプレゼントするという自治体なども現れたが、イベントの多くは「平成の大合併」と一緒に消えた。

 岐阜県東白川村は「目撃例日本一」と称し、毎年5月3日に「つちのこフェスタ」の開催を続ける。今年も参加者約400人がまだ見ぬツチノコと懸賞金121万円を目指し畑や林を捜した。

 同村は、懸賞金も「現実的な方が夢がある」と最初の100万円に毎年1万円ずつ積み増す方式。ツチノコ資料館にツチノコ神社と、観光の“インフラ整備”も進んだ。

 5年前から有志がイベントを始めた新潟県糸魚川市。事務局長の清水文男さん(63)は「企業6社の支援で懸賞金は1億円」と胸を張る。5日のサミットでは研究者や目撃者がツチノコについて議論するほか「つちのこサンバ」も披露。東京からのバスツアーも企画して盛り上げる。

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