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「イラ菅」から「ダマ菅」 夢が現実も…本音は“今やりたくない”

出陣式で、菅副総理・財務相(右)を囲み気勢を上げる支持者ら
出陣式で、菅副総理・財務相(右)を囲み気勢を上げる支持者ら
Photo By 共同

 「天下を取る」と公言したのは30年前。4回目の挑戦でようやく衆院に議席を得た新人議員の言葉を真に受ける向きは多くなかった。野心家の青年の夢はいま、現実のものになろうとしている。だが、行く手に待つのはいばらの道だ。

 「もともと任期いっぱいの4年間、首相をしっかりと務めていただきたいと申してきたし、その気持ちは今でも変わっていない」。菅直人副総理兼財務相(63)は1日の記者会見で鳩山由紀夫首相は続投すべきだと強調した。菅氏側近は「本音だ。鳩山首相が1年で辞めれば、自分が首相になっても(政権は安定せず)、1年で辞める流れになると懸念している」と明かす。

 菅氏は副総理就任後、石橋をたたいて渡るように慎重な言動に終始してきた。首相や小沢一郎幹事長の「政治とカネ」をめぐる問題にも「私に与えられた役割は経済、財政だ」と繰り返した。激しい性格で「イラ菅」とあだ名された男が、昨年9月以降は「ダマ菅」「菅黙」などと呼ばれるようになった。

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