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福田衣里子事務所:かま持ち男が立てこもる…長崎・諫早

「民主党」の文字が消された福田衣里子さんの事務所=長崎県諫早市で2010年5月28日、柳瀬成一郎撮影
「民主党」の文字が消された福田衣里子さんの事務所=長崎県諫早市で2010年5月28日、柳瀬成一郎撮影

 28日午後5時25分ごろ、長崎県諫早市新道町の、福田衣里子衆院議員(29)=民主党=の事務所(同党長崎県第2区総支部事務所)で、かま(刃渡り約23センチ、柄の長さ約144センチ)を持った男が約30分立てこもる騒ぎがあった。男は事務所2階の「民主党」と大書された看板文字を塗料で消した後、長崎県警諫早署員の説得に応じて投降。建造物侵入、器物損壊、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。

 逮捕されたのは、同市山川町、無職、山本洋一容疑者(33)。「民主党が好かんやった」などと話しているという。

 警察官が駆けつけた時、山本容疑者は出入り口付近に事務所内にあったソファを移動させ、外から入りにくいようにしていたという。

 福田氏は一連の騒動を目撃。事務所内で県警の事情聴取を終えた後、取材に応じた。

 福田氏は長崎市での講演を終え、午後5時半ごろに事務所に戻った際、女性事務員2人から「変な人が上(2階)に上がった」と報告を受けた。事務員が110番した後、福田氏らは事務所から離れて待機。間もなく、数台のパトカーなどが到着した。

【釣田祐喜、柳瀬成一郎】

毎日新聞 2010年5月28日 21時37分(最終更新 5月28日 23時58分)

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