福田衣里子事務所に“かま男” 諫早署逮捕、看板塗りつぶす
２８日午後５時２５分ごろ、民主党の福田衣里子衆院議員（長崎２区）が総支部長を務める同党長崎県第２区総支部事務所（諫早市新道町）２階に、かまを持った男が侵入しているのを事務所１階にいた女性事務員が見つけ「机などを壊している」と１１０番通報した。
男は「民主党」と書かれた外看板を白いペンキで塗りつぶし、ひさし部分に立てこもったが、約３０分後に警官の説得に応じ投降。建造物侵入と器物損壊、銃刀法違反の各容疑で現行犯逮捕された。けが人はなかった。
諫早署によると、逮捕されたのは同市山川町、無職、山本洋一容疑者（３３）。逮捕容疑は、同日午後５時２５分ごろ、かま（刃渡り約２３センチ）を持って同事務所２階出入り口のガラスを割り侵入した疑い。調べに対し「民主党が好かんやった」と話しているという。
山本容疑者の侵入直後に事務所に戻ったという福田議員は「動機は全く分からない。民主党に対する思いがあったのかもしれない」と語った。
逮捕までの一部始終を見ていたという近くの男性会社員（２５）によると、山本容疑者はハンマーも持っており、警官が駆けつけた後もペンキを塗り続け、暴れたり叫んだりはしていなかったという。
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