こちらも少々重い話をしますので、見たくないという方はお控えください。

 幼馴染って、何かと自分のことを知ってくれていました。
 実は、見てくれていたときに、好きになってくれていました。
 でも、僕はその気持ちに、気づきませんでした。
 でも、気づかなかった僕には罪は無い。
 でも、気づけなかった僕は罪悪感を持った。
 何故なら、自分を知っている理由を知らなかった。知ろうとしなかった。
 でも、好きだってことを言ってくれたなら、改めて彼女のことを考えていたと思う。重要に。
 だけれども、言ってくれなくて、だから、中途半端になってしまった。

 上は全て事実だった。中途半端になって、ただ単に自己暗示をさせる材料にしただけだった。
 本当に相手を知ろうとしたときには…遅かった。遅すぎた。

 なんて無限ループな発想をしているんだろう…宿題もあるのに…明日朝練だってあるのに…学級委員なのに…低音の一角を担っているのに…私立学生で大学行くべきなのに…受験をする必要も無いから、大学受験まで勉強をする必要があるのに…
 だけどもそんな僕を、そばで応援してくれる人はいない。信じて待っていていいのだろうか。
 あっ!エウレカ。「信じていればまたきっと逢える」って言葉を信じていよう。これでなんとか足しにはなるかも。