口てい疫 えびの市で最終検査
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口てい疫 えびの市で最終検査

6月3日 13時41分

家畜の伝染病「口てい疫」の問題で、この3週間、新たな感染が確認されていない宮崎県のえびの市周辺について、国などがウイルスが残されていないかを確認する検査が3日、最終日を迎えました。3日の検査で異常が見つからなければ、えびの市周辺では4日、37日ぶりに家畜の移動制限などが解除されます。

口てい疫の感染が確認された宮崎県内の2つの地域のうち、県西部のえびの市周辺では、先月14日以降この3週間、新たな感染が確認されておらず、農林水産省と宮崎県などが進めてきた口てい疫のウイルスが残されていないかを確認する検査が3日、最終日を迎えました。獣医師や市の職員などおよそ40人は、3日朝8時半にえびの市の体育館に集まったあと、市内にある農場およそ70か所に向かい、牛や豚の状態を目で見て、口てい疫の症状が出ていないか確認しています。3日の検査で異常がなければ、えびの市周辺では4日、4月28日以来、37日ぶりに半径10キロ以内の家畜の移動制限と半径20キロ以内の搬出制限が解除されます。最後の検査を受けた畜産農家の岩屋松郎さん(62)は「獣医師の方から『大丈夫ですよ』と声をかけてもらったときはほんとうにほっとした。ただ、解除になっても、これから宮崎牛ブランドがどうなっていくのか、不安は多いです」と話していました。一方、感染が最も広がっている川南町やその周辺では、依然、感染の拡大が続いています。