情報BOX:菅・民主新代表の最近の発言
[東京 4日 ロイター] 民主党の新代表に選出され、午後の国会で第94代首相に指名される見通しの菅直人・前副総理兼財務・経済財政担当相は、財務相に就任して以降、先進国で最悪な状況にある日本の財政事情やギリシャの財政危機問題に直面し、財政健全化の重要性を訴えている。
社会保障制度の持続性確保も念頭に置いた消費税率の引き上げなど税制抜本改革にも意
欲的。一方、昨年11月に経済財政担当相としてデフレ宣言を行うなどデフレ脱却も政府
の重要課題と位置づけ、成長戦略の実現や日銀との連携なども強調。財務相就任当初には
円安誘導にも言及した。経済・金融を中心とした菅氏の最近の発言内容は以下の通り。
●財政再建
・「強い経済、強い財政、強い社会保障を一体的に実現」(6月3日民主党代表選立候補会見)
・「来年度新規国債発行額は、今年度当初予算の44.3兆円を超えないよう全力を挙げる必要」(5月11日会見) 続く...