オラ98(オラキュッパ):HOME > 「Windows」に最も相性のいいデータベースを徹底検証
去年あのデータベースにさんざん苦しめられた上、挙句の果てにサーバールームであのデータベースと共に年末年始を過ごしてしまったKさん。
「もう、安いというだけのあのデータベースは使わない。」という新年の抱負を胸に刻み、仕事を続けていた。
そのKさんにまた難題が降り注ぐ。
今回構築予定の新システムは顧客の指定で、データベースサーバーは「Windows Server 2008 R2」、クライアント環境は「Windows 7」となっている。
最近はクライアント環境に「Windows 7」導入が進み、「Windows 7」対応は必須要件である。
更に今回のシステムも長時間のダウンタイムが許されない、ミッションクリティカルなシステムなのに、予算はあまり掛けられないという厳しい要件である。
「はあ、Windowsだったら、またあのデータベースになるのかあ・・」
ギンギンに冷えたサーバールームで過ごした日々を思い出し、悪寒と身震いが走る。
しかし、幸いにもデータベースはまだ決まっていなかった。
「何とかWindowsでもOracle データベースにできないものだろうか。」
Kさんがネットで情報を調べているうちに、「Windowsだったらあのデータベース」という安易な考えがどれほど大きな間違いだったかを知る。Kさんは3つの大きな誤解をしていた。
大きな誤解 其の一:Windows上で最も実績のあるのは「あのデータベース」
KさんはWindows上で実績のあるのは「あのデータベース」という誤解を持っていたが、Windows上のデータベースシェアを調べたところ、Oracle データベースが最も選ばれているという事が判明した。
出典:IDC Japan, 2009年5月「国内情報/データ管理ソフトウェア市場2008年の分析と 2009年〜2013年の予測」(J9360106)
Kさんは調査を進めるうちに、Windows上でOracle データベースが選ばれ続ける理由を知る事となる。
大きな誤解 其の二:最新のWindows環境に対応しているのは「あのデータベース」
KさんはWindows上のデータベースの歴史を調べているうちに、驚愕の事実を知る。
それは、「Windows環境に最も早く対応したデータベースは、Oracle データベース」ということを。
そう、今(2010年4月現在)から遡ること17年前。初のWindows系サーバーOSである、Windows NT上で動作する初のRDBMSは、Oracle データベースなのだ。
それ以降も、Windowsの最新OSにいち早く対応している。
顧客の要件である、「Windows Server 2008 R2」、「Windows 7」対応について、Oracle データベースはこれらの最新Windows OSに対応しているだろうか?
特に「Windows 7」対応は顧客からの必須要件になっている。
だが、Kさんの心配は杞憂に終わる。Oracleの技術サイトから「Windows Server 2008 R2」「Windows 7」に対応したOracle データベースがダウンロードできるようになっていた。
〜「Oracle Database 11g Release 2」on Windows Download〜
「11g R2 キター」
Kさんは心の中でこう叫んだ。
大きな誤解 其の三:「あのデータベース」のほうがWindowsとの親和性が高い
Kさんは、Windows版のOracle データベースは、Linux、Unix版を単純に移行しただけと考えていた。しかし、それも大きな間違いであった。
Windows版のOracle データベースは、Windows OSに最適化されチューンアップされていた。
実際にWindows上のOracle データベースが如何に早いかということは、ベンチマークの結果でも歴然であった。
また、顧客はActive Directoryでユーザーの一元管理を行い、MSCSでクラスタ構成を構築していたが、これらのWindows 固有のサービスとの連携も問題なかった。
KさんはOracleのWindows プラットフォームに対する本気度をまざまざと知ることとなった。
更に調査を進めると、クラスタ構成についてより安価に構築可能なSE RACを利用することにより、OSを含め安価で高機能なクラスタ構成を組むことができる事を知った。
クラスタ構成にする場合、あの肥大化するデータベースは増え続けるサーバー台数を確保しなければならないが、Oracle データベースであれば、スリムなデータベースでサーバー台数も最小化できる。
しかし、コスト面の比較でKさんの上司から、「あのデータベースはキャッシュバック・キャンペーンを実施しているらしいので、検討してみろ」と言われた。
Kさんが調査してみるとキャンペーンは数日後に終了し、あのデータベースは値上げされることが判明。
「コスト面でも、あのデータベースを選ぶメリットが全くない。」ということをKさんは深く理解した。
実績、機能、パフォーマンス、コスト面でWindows上のOracle データベースはこれだけ優れてるのに、Windowsだからといってあのデータベースを選ぶ理由は見当たらない。
これからは堂々とOracle データベースを提案することを心に決めた。
当然今回のシステムでも、Oracle データベースを顧客に提案し、選択される事となる。
Kさんの今年の抱負に、「もう、Windowsというだけで安易にあのデータベースを選ばない。」が追加されたことは言うまでもない。