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2010年6月3日(木) 19:25 |
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岡山県内で外来種植物を相次ぎ確認
岡山県内で、本来、日本に存在しない外来種の植物が相次いで確認され、生態系への影響が懸念されています。 もともとあった在来種も危機にさらされているというのです。
ある植物が水路一面を覆いつくす勢いで繁殖しています。 岡山県早島町の農業用水路では、本来日本には存在しない国の特定外来生物に指定されている中南米原産の「ブラジルチドメグサ」が繁殖しています。 早島町では2007年から見られるようになった「ブラジルチドメグサ」、田植えを前に、水路を詰まらせるなど、深刻な状況となっています。 早島町では毎年駆除を繰り返しても根絶することが出来ないと話します。 外来植物の拡大防止などを研究している岡山大学の榎本教授です。 一方、こちらは総社市・高梁川の河川敷です。 環境省の絶滅危惧種に指定されている貴重な在来種・「ハマウツボ」が県内で唯一群生している場所です。 ところが、ここに外来種が侵入してきて「ハマウツボ」の存在が危ぶまれています。 こちらが、先月、県南地域で初めて確認された、外来種「ヤセウツボ」です。 ヤセウツボは地中海原産の寄生植物で、1930年頃輸入された牧草などに混ざって日本に入ってきたとみられています。 「ヤセウツボ」は繁殖力が強く、様々な植物に寄生し生態系を大きく変えています。 県内で絶滅が危惧されている在来の動植物は、およそ1300種類、外来種の侵入でその危機は年々高まっているということです。
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