沈没トルコ軍艦の追悼式 120年前、和歌山・串本120年前に和歌山県串本町沖で遭難、沈没したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の洋上追悼式典が3日、同町で開かれた。 午前9時すぎ、海上自衛隊の護衛艦「せとゆき」に乗り、日本・トルコ協会総裁の三笠宮寛仁さまのほか、日本とトルコの関係者約100人が遭難現場付近の海域に移動。 セルメット・アタジャンル駐日トルコ大使が「串本町民が遭難者を献身的に介抱し、殉職者の魂を弔ったご恩を、われわれトルコ国民は永遠に感謝の念をもって胸に留めるでしょう」と追悼文を読み上げ、出席者が艦上から次々と海に白い菊を投げ入れた。 午後には陸上での追悼式典や、日本トルコ友好120周年記念事業の一環で串本町に寄贈された、トルコ建国の父ケマル・アタチュルク像の除幕式も開かれる。 【共同通信】
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