(当エントリ最後には、みんなの党山田太郎氏に関する告知があります。)

「かんべい」こと吉崎達彦氏のサイト、溜池通信Diary<6月3日>が興味深い内容だった。

63日>(木)

今朝の新聞各紙を見ていて思ったこと。

鳩山首相退陣を受けて、各紙で「民主党はちゃんと大人になれ!」的な座談会が行なわれている。でも、そこに出ている政治学者の中には、昨年夏には「もう自民党はおしまいだ」と言って民主党支持の旗を振っていた人たちが少なからず含まれている。山口二郎教授あたりは素直に反省の弁を述べているけど、過去の自分の発言に口をぬぐって、「日本政治の劣化は目を覆わんばかりである」などとごまかしているのはどうかなあ、と思います。

まあ、これは構造的な問題でもある。エコノミストの世界で「郵政民営化に賛成か反対か」と聞かれて、反対だと答える人はあんまりいない。それはほとんど自己矛盾に近い。金融界でも、郵政見直し法案に賛成だ、なんて人はいないだろう。だからこの点で、エコノミスト業界はどうしても反民主党の党派色を帯びてしまう。

他方、政治学者に向かって「政権後退に賛成か反対か」と聞いた場合、反対だと答える人も少ないだろう。だから政治学者のほとんどは、民主党寄りの党派色を帯びてしまった。今となってはすごくカッコ悪い。でも、悪いのは彼らではなくて、民主党自身であろう。

(正直なところ、当初からこの政権に気乗りがしなかった当方としては、「あの人たちのことが分かってなかったんじゃないの?」と突っ込んでみたくもあるが)

二大政党の時代というものは、こんな風に政策に携わる人全体を巻き込んで対立の構図を作ってしまうものらしい。つまり勝ち組、負け組ができてしまう。「鳩山のブレーン」を自称していた人たちなんて、カッコ悪さにおいては極致みたいなものだろう。今まで宇宙人に進言してきたわけですから。

まあ、それでも民主党政権が8ヶ月進むと、「日米関係はやっぱり大事だよね」「経済成長戦略は必要だよね」「経済界と距離を置くのは考えものだよね」程度のコンセンサスはできてきたんじゃないかと思う。次期政権も、この辺は是非、共有してほしい。

対立点を明らかにした上で、一致点を見出していくのが政治というものですから、人は意見を変えることにやぶさかであってはなりませぬ。

いつもながら、かんべい氏の話は面白い。

特に目についたのが山口二郎氏の名前で、山口二郎氏と言えば、民主党支持を鮮明に出し、小沢一郎大好き、政権交代推進派で、民主党のブレーンを務めていたことで有名な左翼政治学者です。

 

小沢民主党政権すら夢見ていた山口二郎氏ですが、民主党政権誕生から数カ月で、民主党へ政権交代させたことを反省し、今では小沢氏と民主党の在り方に失望を隠さず、自分のブログで考えや思いを書き綴っている。

 

山口二郎氏の考え方や主張スタンスには概ね賛同しない。政策面ではいくつかは理解できるんだけどね。だが、政権交代前までの山口二郎氏の小沢擁護・民主党擁護を知っているだけに、民主党政権に失望した時点で潔く反省の弁をブログに載せ、以降、民主党政権を批判している現状は、スジが通っていると思うし、山口二郎氏の主張を今後も聞こうとは思う。

 

翻って、当の民主党を観ると、鳩山政権下で明らかになった多くの問題について反省し、その反省をもとに再起しようとしているのかさっぱり判らない。多分、鳩山総理の迷走と政治と金の問題のせいで支持率が下がったのだとしか考えていないのだろうと思う。

 

山口二郎氏は、民主党と小沢一郎が今でも可愛いのだろう。彼のブログを読むとそう感じる。その山口二郎氏のブログから以下に抜粋した・・・民主党立て直しへの提言も、民主党は理解しようとしないのだろうか・・。

 

次に、民主党の陥った隘路について、考えてみたい。民主党の最大の誤りは、実現の道筋についてまったく考慮することなく、高い目標を掲げ、自縄自縛に陥っている点であろう。別の面から見れば、政治主導が空回りしていると言ってもよい。言うまでもなく、普天間基地移設問題など、その典型である。

政治家が敢えて高い目標を掲げることはよいことである。しかし同時に、志を高く持つことと、無責任な夢想を振りまくことの区別をつけることも重要である。

 

民主党の最大の欠落は、政権交代を成就することに強い欲望を持つにとどまり、政権を取った後に権力を用いて実現すべき願望を持っていないという点にある。そもそも政治主導という言葉からして、政治家という主語と、主導するという動詞は存在するが、その目的語が空白である。何をするかという目的語がなければ、政治主導が空転するのも当然である。

まぁ・・山口二郎氏の提言は今更感のある内容で、私ですら民主党政権誕生2年前から主張していたことそのものなのに、「身近で見てきたアンタは民主党の何を見てきたんだ?」と言いたくなる話なのだが、民主党が好きで、政権交代まで最も応援してきた山口二郎氏の提言なのだから、民主党は耳を傾けてもいいのではないかと思う。

 

小沢氏の選挙至上主義に沿った茶番が、今日、民主党代表選という形で行われる。山口二郎氏が再び民主党支持・小沢一郎擁護を声高に叫ぶ日が来るのだろうか・・・。



【公示日まで、山田太郎氏の「ダダ漏れ会議」の予定とイベントを、エントリ最後で に告知しますので( `・∀・´)ノヨロシク】

◇街頭演説

・13:00~ 国際展示場駅前

◇ダダ漏れ会議

6/4(金)22:00~、30分~1時間程度(だと思います)

ivoteと語る、20代の投票率を上げるため には」Ustニコ動

詳しくは↓のページまで

ダダ漏れ過去のリストと今後のダダ漏れ予定

過去のダダ漏れもご覧頂けると、山田太郎氏の人柄や主張が、HPに 書かれている内容よりも、より深く判るかと思います。ご覧になって生じた疑問もどんどんぶつけてください。

(っ て・・・みんなの党党員でもない、山田太郎氏のスタッフでも後援者でもない私が勝手に言っていいのか判らないけど・・いっかぁ(笑))

 

・「山田太郎を励ます会」開催

日 時:65() 19:00-21:00 (明日ですね)

場 所:山田太郎事務所

住所:港区六本木4-10-6 AX ROPPONGI 2

TEL:03-5775-7093 FAX:03-5775-7095

※六本木交差点から徒歩20秒 です(MAP

※ 参加に際して用意する飲食費は皆さんで頭割りさせていただきます。(お一人様300500円程度の予定です)

 

*こういった候補者を励ます会は、参加してみるまでは敷居が高く感じますけど、参加する とそんな堅苦しい会じゃないんですよ。特に山田太郎氏の事務所スタッフは若い方が多いようですから、気難しい会になるとは思えないです。私も覗きに行こう と思ってます。

 

山田太郎氏については、以下のHPでじっく り確認してくださいませ。

みんなの党山田太郎氏のHP

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