桂塩鯛を襲名「都丸よりも大きくする」…８月６日から披露公演

成功祈願に出席した（前列左から）桂南光、桂都丸、桂米朝、桂ざこば、（後列左から）桂とま都、桂都んぼ、桂さん都

　４代目桂塩鯛を襲名する落語家の桂都丸（５５）が大阪・住吉大社で２日、同じく襲名・改名を控える弟子３人と、襲名披露公演の成功を祈願した。８月６日のサンケイホールブリーゼから来年２月の京都・南座まで、現時点で３０か所３４公演が決定。都丸は「塩鯛という名前を都丸よりも大きくする」と決意を新たにした。

　同席した桂南光（５８）は「塩鯛」にまつわるエピソードを披露。６代目笑福亭松鶴（故人）が桂朝丸時代の桂ざこば（６２）に襲名を勧めたところ、桂米朝（８４）が「朝丸の名前はわしがちゃんと考えとる」と却下したという。米朝は「覚えとらんなあ」と首をかしげつつ、「塩鯛は極めて大阪らしい名前。ええ人が継いでくれる」と感慨深げだった。