会員制リゾート温泉クラブ「岡本倶楽部」をめぐる出資法違反事件です。捜索の前日の夜、関係者がホテルからパソコンなどを持ち出し証拠隠滅を図っていた可能性があることが、捜査関係者への取材で分かりました。
静岡県熱海市の「岡本ホテル」などの運営会社は、会員になれば全国の「岡本ホテル」に無料で宿泊出来るうえ、5年後に元金が返還されると宣伝し、300億円を違法に集めた疑いがあるとして、今月26日、警視庁などの捜索を受けました。
その後の捜査関係者への取材で、捜索前日の午後11時ごろ、運営会社の事務局がある熱海市の岡本ホテルから関係者が物を持ち出す様子を捜査員が確認していて、捜索の際には机からパソコンが持ち出された形跡があったことが分かりました。
また、都内の運営会社でもダンボールを持ち出す関係者の姿が目撃されていて、警視庁は証拠隠滅を図った可能性もあるとみて調べを進めています。(28日11:22)