2008年10月02日

事故米よりはるかに猛毒に汚染されてる国産野菜・果物および大気・土壌

事故米より怖い「国産」
AERA9月16日(火)

このたび関係方面から次のメールを入手した。2007年7月31日付で、宛先は厚生労働省医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室、差出人は群馬県前橋市の青山内科小児科医院の青山美子医師と、東京女子医科大学東医療センター麻酔科の平久美子医師である。

「群馬県内で診療にあたっている開業医と共同研究者です。当院外来患者に、食品由来のアセタミプリド中毒が疑われる患者が、平成18年8月から19年3月までの間に少なくとも500例以上来院し、加療が必要だったのでご報告申し上げます」
 という書き出しで始まるメールには、当該患者らの心身症状が、初夏の松林に対するアセタミプリドの地上散布の後に来院する人々と同様の特徴があることを指摘している。しかも発症に先立って、各種の果物類や緑茶など、ブドウなら1房、イチゴだと1箱と連日比較的多く食べている点が共通している。
 患者の症状は、国産の果物、野菜、緑茶の摂取を制限したり、一定の解毒治療をしたりするとおおむね改善するが、治療に難渋する症例が少なからず存在すると告げ、農作物へのアセタミプリド使用に関して、
「早急に対策をお願いしたく、申し上げる次第です」
 と、結んでいる。

分解しにくく蓄積する

 この話を取り上げたのは、糊などの工業原料に回されたはずの汚染された輸入米が、仕入れた業者によって焼酎用などに横流しされていたという事実を農林水産省が発表し、世間を騒然とさせている件との関連で見過ごせないからだ(日本は、1993年に決着した多国間市場開放交渉のウルグアイ・ラウンドで毎年一定量の外国米を輸入することを義務づけられ、それは食品原料用などに政府から放出されてきた)。
 この汚染米からは黴の発癌性毒素のアフラトキシンB1や今年初めの中国製冷凍ギョーザ中毒事件で原因物質とみなされた有機燐農薬メタミドホスのほか、ネオニコチノイド系農薬の前記のアセタミプリドも検出されており、消費者は輸入農産物への不安を募らせているが、実は日本各地の大気、農産物もアセタミプリドで著しく汚染されており、それによる体の障害がいま現に発生している。それに苦しむ患者、家族、医療関係者は、いまの汚染輸入米流用騒ぎを見ていわく言い難い不条理感に襲われている。
 アセタミプリドは日本曹達が開発した殺虫剤原体の名前で、製剤名は「モスピラン」などだ。タバコの毒性物質のニコチンに類似した性質があり、熱を加えても分解しにくく土壌に蓄積しやすい。この製剤の農薬取締法に基づく登録は95年と比較的新しく、このところ有機燐に代わり野菜、果樹などに向け広く投入され出していた。
 田畑、松林が背景にあるので冒頭の両医師はこれまで農薬、とりわけ日本でよく使われている有機燐の人体への影響について研究を重ねてきた。

果物、野菜の多食で発症

 そんな中で3年ほど前、両医師はこんな現象にぶつかった。
 ――松林への農薬散布が原因と思われる中毒患者が例によって多数来院したのだが、有機燐の場合と症状に違いがある。そして、松林散布がない季節にも同様の患者が相次いだ――
 患者多数の問診などで詳しく調べるうちに両医師は、メールにあるように農薬アセタミプリドで汚染された果物、野菜、緑茶などの多食と発症の関係に疑いを持ち、連名で06年から毎年日本臨床環境医学会総会などで発表し、注目された。
 メールには、患者の症状も明記されている。頭痛、めまい、吐き気、下痢とかは有機燐など他の農薬と同様だが、
胸痛、動悸、胸部苦悶、しばしば筋脱力、短期記憶障害、小児の異常行動(多動、易興奮性)、心電図で数日から1週間の頻脈、数週間続く徐脈
 などが特徴的だ。短期記憶障害とはつい今の事をもう忘れているという症状で、頻脈、徐脈とは脈拍がやたらに激しかったり逆にゆっくりし過ぎていることを指し、命にかかわる場合もあるという。平医師によれば、ウイルス性の感染症疾患が治りにくくなる免疫異常が、アセタミプリドの作用で起きることを示した他の研究者の論文も相次いでいるという。

すぐ殴るなど暴力衝動

 しかし、とりわけ気持ちを暗くさせられるのはメールに「異常行動」と記されている患者の暴力衝動だ。小児に多いがそれだけに限らないようで、特段理由もなくすぐかっとなる。暴力の相手も選ばない。男友だちを突然殴ったが、自分でもわけがわからないという若い女性の患者もいた。やはり急に食器を壊したり、一見普通の患者なのに内ポケットにナイフをしのばせてくる来院者もいた。発症の機序は異なるが、人の人格を変える点は有機燐と同じで、青山医師は、
「有機燐との掛け算になる」
 と、みる。人の体質によって違いは大きいものの、すでに有機燐によって大きな影響を受けている日本人はアセタミプリドが加わることにより、相乗効果を受けるのだ。
 汚染輸入米からほかに検出された有機燐農薬メタミドホスも他人事ではない。
 中国製ギョーザ中毒事件のこの農薬は日本では非登録なので使われていないが、登録されて畑作・果樹・家庭園芸などでの殺虫に普及している有機燐農薬アセフェート(商品名は「オルトラン」など)は生体に摂取されるとメタミドホスに変わり、毒性は30倍くらいに強まる
 農地などに撒かれたアセフェートも、分解して一部はメタミドホスに変わる。メタミドホスそのものは非登録でも、大量に使われているアセフェートが田畑、体内でメタミドホスになっているので、この強毒性の農薬は日本でも事実上登録されているに等しい状態なのだ。従って国産の農産物からも中国などと同様にメタミドホスが、それも相当の濃度で検出されることがある。

緩い日本の残留基準

 アセタミプリド、メタミドホスとたまたま汚染輸入米事件で摘出された2農薬について見ただけでも、国産農産物の実態は、安全性に関する限り、輸入に比べてましとは全く言えない。例えばこのアセタミプリドで残留農薬基準値の日米比較をしてみればよくわかる(別表)。基準値はアメリカの方がよほど厳しい。
 米側に該当項目がないので省いたが、茶の日本の基準値は50ppmという緩さだ。アセタミプリドを撒き放題にしてもこうまでは残留しまいというほどの数字といわれ、この高濃度についても先のメールには指摘されている。
 メールを送り、その経緯も克明に記録した平医師と関係当局への取材によれば、メールに反応がないので両医師は地元選出国会議員の紹介で、07年12月下旬に「食の安全ダイヤル」を開設している内閣府食品安全委員会事務局に説明に行った。こうしたことがなかったら、ことは関係機関の間で盥回しの末にうやむやにされてしまっていたかもしれない。

5000倍もの緑茶

 07年末の両医師のこの行動により、いま関係行政はアセタミプリドへの対応策を優先的に練っている
 ここで、問題の急所を繰り返す。汚染輸入米のアセタミプリドの濃度は、残留基準値のない農産物に暫定的に一律に設定されている0・01ppmの3倍だった。基準値を超えているので、この輸入米も工業原料へと回されたが、それが食品原料に使われ、この騒動になっている。
 しかし例えば、日本茶に適用されているアセタミプリドの残留基準値は50ppmなのである。毎日のように大騒ぎされている輸入米毒性物質の基準値の5000倍にものぼる。
ライター 長谷川 熙
(9月22日号)

モンサント等だけに限らず、日本を含む大多数の企業・農家等は、自分や身内以外の人間は本来の人間などと思っておらず単なる金儲けの対象あるいは使い捨ての家畜程度にしか考えてないわけで、少々毒を混ぜていようとよほどのことがない限りバレることもなく、仮にバレたところで、それによって健康を害したり命を落としたりしてる人が少なからずあったとしてもその因果関係の証拠がないので死刑になることもなくリスクが極めて少ない。
いかに原価を低くしてボロ儲けするか、あるいは販売価格を下げて競争に勝つかしか考えていないのだ!

そのことはたとえば、以前載せたことのある「ほとんど添加物だけで作られたミートボール」の記事を読んでもわかるはず。

もちろん人間だけに限らず、家畜やペット等他の生き物たちに対しても同じで、人間というのはヘタに知能が高いばかりに、大半はそれを悪知恵の方にばかり用いており、地球上全生物の中でも精神的にはカッコウ以上に(カッコウは、他の鳥の巣にある卵を蹴落として自分の卵を産み、その親鳥に育てさせるという倫理の欠片もない鳥)実質最も下等な生き物と言えるだろう・・・

政治を筆頭に、世の中全てが人を騙すことによって成り立っているといえる!


毒性についてもさることながら、「暴力衝動(キレやすい)」ってとこがとくに気になった。
これに関連したことは以前書いた、「牛乳に潜む信じられない危険」にもあったように、農薬(牛乳)に含まれてる『燐』が、カルシウムの吸収を阻害することによるものと思われる。
(米国の犯罪者に対し、牛乳・乳製品・白砂糖の摂取量を減らすようにしたグループでは通常のグループより再犯率が1/3に低下したというデータもある)

それを最近多く使われはじめた農薬中成分のアセタミプリドによってその相乗効果が生じるという。
さらにこれは、身体に免疫異常を起こし、ウイルス性の感染症疾患が治りにくくなる原因にもなってるようだ!

近頃、無差別殺人のような異常犯罪が多いのも、単にマインドコントロールだけに留まらず、こういったことも影響している可能性も十分考えられるし、あるいはそれがたまたまというのではなく、そういう社会にしようという企みがあって故意にそういった成分を使わせてる可能性すら有り得ないとは言い切れないかもしれない。
posted by いんきょ at 12:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 食品・薬・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恐ろしい…国産でも全く安心できない現状。驚きました(>_<)この実態を多くの人間が把握し、現状を変えていきたいです。
愛情を込めて野菜を育ててる信頼できる方からしか買わないようにするのもよいのかもしれませんね。見た目より安さよりも信用を!でも土壌が汚れていたならどうでしょう?
やっぱり残留農薬を検査する機関をきっちり設けて、基準も厳しいもんにしないといけませんね。


それにしても最近の突発的な殺人事件の一因である可能性大ですよね!!
コンビニ弁当で扱ってる野菜なんて考えてみるとおそろしいかも(-.-;)
Posted by なつお at 2008年10月02日 21:37
こんにちは・・・いんきょsan。
お久しぶりです。

怖い、怖い。
果物も農薬がないと育たないのか?
「木村さんのりんご」でした(?)以外は食べれる果物は無いの?
種から植えて育てるといっても〜その種が遺伝子組み換えをしてたら駄目じゃん。
安全安心できる食物はないのかぁ〜〜!!
お金儲けのためだけに安心できる食物をつくらないのはおかしいでしょ!  ネッ!
(お金儲けは駄目な事はないのですが・・・)
知らず知らずに食べさせられてる国民はどうすりゃ良いのだ。。。
毒性物質が体に溜まって〜その毒性物質を子孫に又、残して…訳の分からない病気になってしまう。
怖い、怖い。。。(~_~;)
Posted by foo at 2008年10月05日 10:52
国産も危険か〜困ったぞ〜。
食品の勉強をもっとしないと・・・
Posted by ロボット at 2008年11月11日 15:15
ようやく今年から家庭菜園を始めました。
これで少しは安心、と思いきやモンサントの種の件を知り、色々調べて 野口の種苗でお世話になろうかしら、と思っていた所に こちらのブログにたどり着きました。
(モルジェロンで検索したらヒットしたので・・・)
そうですか 土ですか・・・。
蓮華草撒いたら少しはよくなるかしら・・・。
生きている人はもちろん、おなかの中子供たちにまで影響が及ぶので 本当に真剣に考えなければいけないです。


ps.こちらのブログは初めてですが 4つの目で〜・・の方は以前から拝見してました。
いつもありがとうございます。
Posted by choko at 2009年05月22日 10:42
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